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授業科目名 山梨の学校改革
時間割番号 KCO551
担当教員名 田中 一弘/平井 貴美代
開講学期・曜日・時限 集中・(未登録)・(未登録) 単位数 2
<対象学生>
1・2年
<授業の目的および概要>
 授業では,山梨県の学校の置かれた多様な現状と課題を整理しつつ,それらを超えて,新しい学校改革の方向性を探求することを目的とする。各回の授業では理論と実践の融合を意識し,授業者による新しい提案を受けて展開される活発な討論の積み重ねによって,創造性あふれる学校経営・教育実践を創発するシーズができるだけ多く蓄積されることを目指す。
<到達目標>
【ストレートマスター】
 将来のリーダーとして,山梨の学校を取り巻くさまざまな環境や実態を理解し,現状の評価および将来の改革展望を構想することができる。
【現職教員】
 中堅リーダーとして,山梨の学校を取り巻くさまざまな環境や実態を理解し,現状を客観的に評価することを通じて勤務校の課題を抽出し,具体的な改革の方向性を提案することができる。さらに,市町村や県への提案に結びつくような具体的なアイディアも発想できることが望ましい。
<授業の方法>
講義・演習
 各回ともに担当教員やゲスト講師の講義を聞いた後で、その回のテーマに沿って討論を行い、互いの認識を深める。第13〜15回の総括的討論では、学習した内容を踏まえて学習者が考える「理想の学校像」(ストレートマスターは「山梨の理想の学校像」、現職教員学生は「理想の学校像とわが校の改革課題」)についてプレゼンし、学校改革の展望を討議・考察する。
授業担当は各回とも教員が役割分担をしながら、議論のファシリテートや助言を行う。ストレートマスターと現職教員学生が相互に影響し合って知見を交換することが期待されること、選択授業であることから受講者数も多くて10名程度になることが見込まれることから、両者をグループ分けせずに一緒に協議・演習を行うこととする。
なお,猪股及び( )(実務家教員・ゲストスピーカ)の2名がすべての授業に参加し, TTで授業を進める。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 50  %終講レポート(着眼・論理展開) 
2受講態度 50  %事前課題の準備,授業での質問,発言などの参加意欲 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
 院生がそれぞれ担当回の司会を行う。担当回の業務および最終レポートについては、以下のとおり。
・担当日の資料準備・司会 (グループごと)
 担当日の講義内容に関する検討課題(または主要質問事項、2つ程度)と事前資料準備(必要な場合)、および当日の司会。検討課題と事前資料は20部印刷して授業日の前日までに全員に配布。受講者は配布された事前資料に必ず目を通して授業に参加すること。
・最終レポート 「わが校/わが市町村/山梨県の学校振興プラン」(全員)
 山梨の学校を取り巻くさまざまな環境や施策動向に関する講義から得られたアイディアのうち、自校または当該市町村あるいは山梨県の学校改革に活用できそうなものを選び、わが校/市町村/山梨県の学校改革の構想としてレポートにまとめる。分量はA4用紙2枚程度(または同程度のスライド)。授業の第13〜15回目に、各自がレポートにもとづき15分程度のプレゼンテーションを行う。配布資料は20部準備。
<テキスト>
  1. 特に指定しない
<参考書>
  1. 山梨県教育委員会, 新やまなしの教育振興プラン
<授業計画の概要>
 各回ともに担当教員やゲスト講師の講義を聞いた後で、その回のテーマに沿って討論を行い、互いの認識を深める。第13〜15回の総括的討論では、学習した内容を踏まえて学習者が考える「理想の学校像」(ストレートマスターは「山梨の理想の学校像」、現職教員学生は「理想の学校像とわが校の改革課題」)についてプレゼンし、学校改革の展望を討議・考察する。
 第1回:イントロダクション―山梨の教育の現状と未来
 第2回:全国と比較した山梨県の教育上の特徴
 第3回:山梨の市町村および学校の自律的経営
 第4回:山梨の教育課程政策
 第5回:山梨の生涯学習
 第6回:山梨の学校教職員の職務
 第7回:山梨の学校間接続
 第8回:山梨の教員養成・教員研修システム改革
 第9回:山梨の学校空間の再定義
 第10回:山梨の高等学校改革
 第11回:山梨の学力格差・教育格差
 第12回:山梨の学校−地域連携
 第13回:総括的討論(1)
 第14回:総括的討論(2)
 第15回:総括的討論(3)
※定期試験は実施しない