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授業科目名 授業研究マネジメント論
時間割番号 KCO511
担当教員名 東海林 麗香
開講学期・曜日・時限 前期・月・II 単位数 2
<対象学生>
1・2年
<授業の目的および概要>
この科目では,授業研究のあり方や方法についての理解を深めます。そのために,授業観察の観点や授業記録の作成について,演習を通じて学びます。加えて,授業プロトコルや映像資料の分析も実際に行います。さらに,校内研究会を組織しマネジメントする研究主任の実務について考察し,授業観察力や授業実践力を向上するための校内研究会のあり方を探ります。
<到達目標>
【ストレートマスター】
授業研究の方法について理解するとともに,授業研究会・校内研究会の意義や役割を捉える。
【現職教員学生】
自らの授業経験に照らし合わせ,授業研究の方法の理解を深める中で,授業研究の意義や役割を一層明らかにする。
<授業の方法>
講義・演習
 実際の授業プロトコルや映像資料をもとに授業分析を行う。さらに,模擬校内研究会を行い,授業観察力や授業実践力を向上するための校内研究会のあり方を探る。これらの事柄について実践的に学ぶため,授業は,演習形式(プレゼンテーション,グループディスカッション等)で行う。第14回および15回には授業のまとめとして,授業研究の意義と役割について,教師の授業力向上の視点から作成したレポートを発表し,意見交換を行う。
 なお,研究者教員である東海林及び実務家教員(仙洞田)の2名がすべての授業に参加し,役割分担をしながらTTで授業を進める。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 40  %学期末レポート 
2受講態度 20  %討論やロールプレイ等の活動への参加態度 
3発表/表現等 40  %第14回および15回におけるプレゼンテーション 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
・受講者の知識・ニーズにより授業内容や順序を一部変更する可能性があります。
・参考図書・参考資料は,受講生の関心・必要に応じて随時紹介します。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 鹿毛雅治, 「授業研究」を創る―教師が学びあう学校を実現するために
  2. 澤井陽介, 授業の見方―「主体的・対話的で深い学び」の授業改善
<授業計画の概要>
第1回:授業研究の意義と役割について(講義,グループディスカッション)
第2回:授業分析の手法や観点について(講義,グループディスカッション)
第3回:授業分析1(授業ビデオのプロトコルの分析とグループディスカッション)
第4回:授業分析2(教師の発問を中心とした授業ビデオの分析とグループディスカッション)
第5回:授業分析3(子どもの発言・行動を中心とした授業ビデオの分析とグループディスカッション)
第6回:授業分析4(教師と子どもの相互作用を中心とした授業ビデオの分析とグループディスカッション)
第7回:授業研究の意義と役割について(授業分析1〜5のまとめとしての講義,グループディスカッション)
第8回:校内研究の意義と役割,その実際について(講義,グループディスカッション)
第9回:校内研究の進め方について(課題設定からまとめまで)(講義,グループディスカッション)
第10回:校内研究会の運営および研究主任の役割(講義,グループディスカッション)
第11回:校内研究会の実際1(事前指導案検討会の実施)
第12回:校内研究会の実際2(模擬授業と研究協議会の実施)
第13回:校内研究における課題と改善案の検討(グループディスカッション)
第14回: 全体のまとめ1(プレゼンテーション,質疑応答)
第15回:全体のまとめ2(プレゼンテーション,質疑応答)