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授業科目名 小学校における接続期カリキュラムの実践と課題
時間割番号 KCO502
担当教員名 秋山 麻実/大野 歩/岩井 哲雄/塚越 奈美
開講学期・曜日・時限 後期・金・V 単位数 2
<対象学生>
1・2年
<授業の目的および概要>
保幼小連携接続教育について、その実態、接続期の発達課題、教育カリキュラムの課題について学ぶ。具体的な子どもの育ちのイメージを、海外の事例なども参考にしながら、広げていく。また教育実践記録などを読みながら、遊びと活動、学習の関係についての考察などを通して、小学校低学年期のカリキュラム・マネジメントについて考えを深める。
<到達目標>
【ストレートマスター】
保幼小接続期の教育について、その実態や課題、具体的な育ちのイメージについて、国内外の事例などを参考にしながら理解を深める。また接続期の子どもの発達や学びの連続性を踏まえ、「生活」・「遊び」から小学校低学年の対話的で深い学びへとつなぐ視点をもって、他の学生と意見を交換しながら、生活科や各教科におけるカリキュラム・マネジメントについて、自身の考えをもつことができる。
【現職教員学生】
保幼小接続期の教育について、その実態や課題、具体的な育ちのイメージについて、国内外の事例などを参考にしながら理解を深める。また接続期の子どもの発達や学びの連続性を踏まえ、「生活」・「遊び」と「教科」をゆるやかにつなぎ、小学校低学年の対話的で深い学びを成立させる、具体的な事例を批判的に検討し、生活科や各教科のカリキュラム・マネジメントについて、具体的な提案をすることができる。
<授業の方法>
講義・演習
ティーム・ティーチングにより、基本的事項についての講義および事例の提示と、それに基づくディスカッションを行う。授業ごとに議論のまとめと学びのポイントを記録し学びの履歴とする。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 40  %接続期の子どものカリキュラムのあり方について、現状理解、課題のまとめ、事例への批判と提案、遊びと活動、学習の関係についての自身の意見を文章にまとめる。 
2受講態度 40  %授業時に感想、意見を積極的に発言し、他者の意見に対して応答する。 
3発表/表現等 20  %事例やテクストについて、まとめと論点整理を行う。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
  1. 文部科学省, 幼稚園教育要領(平成29年度告示、以下同)
  2. 厚生労働省, 保育所保育指針
  3. 内閣府, 認定こども園教育保育要領
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1.保幼小接続期教育の問題の諸相(担当:秋山、大野、小林)
2.保幼小接続期の子どもの発達(担当:秋山、塚越、小林)
3.幼児期から小学校低学年期の子どもたちの「生活」と「学び」(担当:塚越、小林)
4.低学年期の興味・関心と「学びに向かう」契機(担当:大野、小林)
5.「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」の意味と生活科教育(担当:岩井、秋山)
6.アプローチ・カリキュラムとスタート・カリキュラムの現状(担当:秋山、小林)
7.接続期の子どもの育ちのイメージをつくる(1)プロジェクトと保育記録(担当:大野、小林)
8.接続期の子どもの育ちのイメージをつくる(2)対話的な学びと子どもの力(担当:秋山、小林)
9.接続期の子どもの育ちのイメージをつくる(3)保育者と教師の協同的学び(担当:岩井、小林)
10.接続期教育実践記録を読み、議論する(1)―何が主な要素となるべきなのか(担当:塚越、岩井、小林)
11. 接続期教育実践記録を読み、議論する(2)―異年齢交流の意義(担当:秋山、大野、小林)
12.「ねらい」「願い」「到達目標」とカリキュラム(担当:岩井、秋山、小林)
13.スタート・カリキュラムの構成(1)「遊び」と「学び」のつながり(担当:岩井、小林)
14.スタート・カリキュラムの構成(2)「冒険」と「創造」と「表現」(担当:大野、秋山、小林)
15.幼児期と教科学習との接続とカリキュラム・マネジメント(担当:秋山、小林)

担当者の変更の可能性があるが授業開始期に提示する
定期試験は実施しない