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授業科目名 教職実践演習(教諭)
時間割番号 EEC437
担当教員名 古屋 義博/保坂 伸/若本 純子/尾見 康博/鴨川 明子/塚越 奈美/大野 歩/田中 健史朗/小野田 亮介/永田 真吾/池田 尚隆/田中 武夫/堀田 誠/志村 結美/時友 裕紀子/田中 勝/岡松 恵/川島 亜紀子/中村 宗敬/中村 拓司/清水 宏幸/宮崎 淳一/芹澤 如比古/佃 俊明/長島 礼人/森長 久豊/山際 基/大内 邦靖/藤原 嘉文/グローマー.G./池山 洋子/平野 千枝子/他
開講学期・曜日・時限 後期・金・I-II 単位数 2
<対象学生>
学校教育課程4年次生のみ
<授業の目的および概要>
大学4年間で学んだ教職・教科に関する様々な知識と教育実習等で得られた実践的指導力との統合を図りながら、教師としての資質の総合的な向上を目指すために、主に次の4つの事項について理解する。
1.使命感や責任感、教育的愛情等に関する事項
2.社会性や対人関係能力に関する事項
3.幼児・児童・生徒理解に関する事項
4.教科等の指導力に関する事項
その他,ゲストスピーカーとして招聘した山梨県で活躍中の実務家教員の講義をとおして,「山梨県の教育」という観点からの地域理解を深める。
<到達目標>
1.大学4年間で学んだ教職・教科に関する知識・内容を振り返り,今後教師になった場合の課題を確認し,自己の不足点を補うこと。
2.各テーマに沿った講義を踏まえて,討論やロールプレイなどの演習を通して,各人の教師の資質に関わる課題について,問題解決を図ること。
3.各教科や専攻における課題を各自が取りあげ,それを深化,研究し,その成果を模擬授業や授業研究を行うことにより,課題の共有化を図ること。
4.教育に関する現代的課題を把握し,それへの対応を独自に考え,自身の教育観を形成すること。
5.山梨の学校教育という枠組みから地域理解を深めることを通して,一市民としてのより深い自覚を図ること。
<授業の方法>
・第1単元:過去に受講した教職・教科に関する科目名と学習内容を確認し,今後教師になるにあたっての自己の不足点,課題点を確認する。
・第2単元:「授業の到達目標及びテーマ」で示された複数の項目を中心に,主として,山梨県で活躍中の実務家教員による講義を受講し,それを踏まえて,各コース・系に分かれて各テーマについて討論やロールプレイなどの演習を行い,各人の教師の資質に関わる課題について,問題解決を図る。
・第3単元:各コース・系で関係する教育的課題を取りあげ, 討論やロールプレイなどの演習を行い,各人の教師の資質に関わる課題について,問題解決を図る。
・第4単元:総括を行い,振り返りシートを作成し,改めて教師になるための自己の課題を確認する。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 40  %各授業ごとの評価テストの達成状況、最終レポートの提出状況 
2受講態度 40  %授業への参加態度、議論への貢献度、問題解決の達成度 
3発表/表現等 20  %議論における意見の内容、ロールプレイでの自己表現の様子 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
この授業では、4年間で履修した教師という職業に関連した専門の科目について、どのような種類と内容について学んできたか、その履歴を確認するなかで、自分が教師になるにあたって具体的にどのような問題が生じ、それらの問題について一体自分はどのように対処するのだろうかということをイメージしてもらうための授業です。この作業を講義・演習(議論やロールプレイ)など様々な授業形態を通して深めていきます。したがって、皆さんの授業への積極的な係わりと授業内での熟考が目標達成の重要な要素になります。また、これらによって、将来に進むべき教師としての職業の世界や教員社会での自立に向けた第一歩を踏み出せることを期待します。
<テキスト>
  1. 適宜配布する資料による
<参考書>
  1. 授業の中で適宜紹介する
<授業計画の概要>
【第1単元】
第1回 オリエンテーション(授業計画や履修履歴の確認など)
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【第2単元】
第2-3回 教師としてのマナーと服務規律(講義,グループワーク,協議など)
第4-5回 同僚との関係構築( 〃 )
第6-7回 保護者への対応( 〃 )
第8-9回 生徒指導上の配慮事項( 〃 )
第10-11回 カウンセリング技能( 〃 )
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【第3単元】
第12回 様々な教育課題(1)(各コース等ごとのグループワーク)
第13回 様々な教育課題(2)( 〃 )   
第14回 様々な教育課題(3)( 〃 )
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【第4単元】
第15回 総括(振り返りシートの作成など)
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
この授業には、山梨県内で教育経験を積んだ本学附属中学校副校長および客員教授(4人)が、豊富な現場経験を活かして、「教師としてのマナーと服務規律」や「生徒指導上の留意事項」「保護者への対応」などについて講義する回が含まれています。