山梨大学電子シラバス

授業科目名

地域看護活動論２(地域看護活動の展開)

担当教員

神崎　由紀／相原　正男／宮村　季浩／宮田　知子／武井　勇介

時間割番号

単位数

履修年次

期別

DNF303

前期

［学習目標］

地域看護の対象である地域、生活、集団、個人への看護活動に必要な健康診査や家庭訪問、健康相談における知識や技術を習得する。
地域をの特徴や健康課題をアセスメントし、健康課題を明確にした上で必要な健康教育を実施する技術を習得する。
家庭訪問の意義や対象、その優先順位の根拠を理解し、対象者に合わせた保健指導技術を習得する。

［授業計画］

4月 6日（月）3・4時限　　 健康相談、健康診査における保健指導技術
4月 8日（水）3・4時限　　 家庭訪問とは（家庭訪問の基本、訪問計画の立案）
4月13日（月）1・2時限      家庭訪問計画、演習準備（グループワーク）
　　　　　　 3・4・5時限　家庭訪問の実際1（演習）
4月15日（水）4・5時限　　 家庭訪問の実際2（演習）
4月20日（月）3・4時限　　 家庭訪問の記録と評価
　　　　　　 5時限　　　　グループ支援と地区組織活動
6月17日（水）1・2時限　　 地域看護活動と地域アセスメント
6月22日（月）1・2時限　　 地域アセスメント：既存の資料からの情報収集
　　　　　　 3・4時限　　 情報の統合と健康課題の明確化（グループワーク）
6月24日（水）1・2時限　　 地域の特徴と健康課題（グループ発表）
6月29日（月）3・4時限　　 健康課題に基づく健康教育の企画・計画（グループワーク）
7月 1日（水）1・2時限　　 健康教育の媒体とシナリオづくり（グループワーク
             3・4時限　　 地域の特徴に合わせた健康教育（グループ発表）
7月 6日（月）3・4時限　　 健康教育の評価
　　　　　　　　　　　　　（地域看護学実習のガイダンス）
7月13日（月）3時限　　　　定期試験
7月15日（水）1時限　　　　予備日

［到達目標］

行動目標
知識
・地域看護活動と地域アセスメントの関係性について説明できる。
・地域アセスメントが地域ケアの問題解決に必要であることを理解できる。
・健康教育の目的・意義が理解できる。
・地域ケアをよりよくするために保健指導方法を改善する方法がわかる。
・家庭訪問をすることの意義と看護職の役割を説明することができる。
・対象者の人権を尊重と権利擁護して看護実践することができる。
技術
・既存の資料から地域アセスメントに必要な情報を収集することができる。
・対象者の特徴を理解した健康教育の計画を立案することができる。
・住民のヘルスリテラシーが発揮できる媒体が作成できる。
・家庭訪問に必要な物品を準備することができる。
・模擬事例について家庭訪問計画を立案し、学生同士でロールプレイすることができる。
態度
・グループメンバーと協働して演習に取り組むことができる。
・他者の意見をよく聞き、よりよく改善するための意見を述べることができる。
・他者の話をよく聞くことや誠実な態度を示すことができる。

［実務経験のある教員による授業科目の概要］

・山梨県内市町村の保健師数名に協力いただき、家庭訪問演習の技術補佐をしていただきながら、訪問時の技術や配慮すべきことを実際の経験とともに教授していただく。

［評価方法］

No	評価項目	割合	評価の観点
1	試験：期末期	60 %	地域看護技術の基本知識について客観的に評価する。6割以上を合格とする。
2	小テスト／レポート	20 %	演習での提出課題の内容について評価する。
3	受講態度	20 %	グループでの発表内容から到達目標を学生間で相互評価する。

［教科書］

［参考書］