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授業科目名
内科学2 実習
担当教員
久木山 清貴
時間割番号
単位数
履修年次
期別
DMG502 2 4,5 通期
[学習目標]
一般学習目標(GIO)
医学部卒業直後から上級医の指導の下で独立して診療ができるようになるために、知識、技能、態度にわたる広範、かつ、基本的な臨床能力を修得する。
学習行動目標(SBO)
1.問題解決の基本的プロセスを説明できる。
2.患者とその関係者との良好な人間関係を確立できる。
3.問題解決に必要な情報を適切に収集できる。
4.収集した情報から問題点を抽出できる。
5.各問題解決のための診断、治療、教育計画を立案できる。
6.立案した計画を必要に応じて修正発展させることができる。
7.POMR形式で診療録を記載できる。
8.医師以外の医療担当者の役割を理解し、協調できる。
9.問題解決に必要な医療資源、コンサルテーション、文献検索などを積極的に活用することができる。
10.患者情報を適切に要約し場面に応じて提示できる。(回診時、検討会、検査依頼、紹介状、サマリーなど)
11.自己の臨床能力を評価できる。
12.他から臨床能力評価を受け入れることができる。
[授業計画
2.病棟実習
・各学生は第1日目に各々主治医グループに割り振られる。
・各学生は第1週に主治医グループに入った原則として最初の新入院患者の担当医となり、病歴聴取、身体診察、初期の診断治療計画を立案する。
・学生は担当患者を毎日回診し、学生用の診療録に記載する。
・担当患者が入院するまでの間、担当患者が入院してからも時間がある限り主治医グループの診療を見学補佐する。

3.外来実習
・木曜日の外来で、教授のポリクリを受ける。
4.ミニレクチャー、検査見学
・スケジュールに沿ってミニレクチャーを受け、検査を見学する。
 なお、ミニレクチャー、検査見学、ポリクリは出席表にチェックを受ける。 
注意事項
1.実習最終日午後3時までには学生は学生用カルテ,出席表,学生による評価リスト,印象文を提出する。
  教官は学生評価のための評価リストを提出する。
2.学生用掲示板に注意すること。
3.実際のカルテ等を病棟外に持ち出さないこと。
[到達目標]
呼吸器疾患および循環器疾患の病態・診断・治療に関して充分な知識を持つこと。患者の病歴聴取,身体診察,診断治療計画立案ができること。

山梨県における心疾患/呼吸器疾患の発生頻度を理解することが出来る。

問題解決力、研究推進能力、課題に対応できる能力を身につけることができる。

キーワード;心臓病、呼吸器疾患、診断、治療
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
医師として実務経験のある教員が、実践的教育を行っている。
[評価方法]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 30  %自発的勉学 
2受講態度 40  %授業中の質疑応答にて問題解決力、研究推進能力、課題に対応できる能力を評価する。 
3発表/表現等 30  %心臓病、呼吸器疾患、診断、治療の授業理解力 
[教科書]
  1. Jules Constant, ベッドサイドの心臓病学, 南江堂,
    (翻訳本(監訳、広沢弘七郎、関口守衛、宮里不二彦))
[参考書]
  1. Braunwald et al., Heart disease, Saunders