授業科目名
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化学1
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担当教員
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齋藤 正夫
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時間割番号
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単位数
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履修年次
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期別
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DMA105 |
1 |
1 |
前期 |
[学習目標] |
医学や生命科学の分野において化学が重要な役割を果たしていることを理解する。本授業では、生化学の基礎となるような有機化学を中心に、生体有機化合物の構造と性質、分子の電子状態などの量子化学理論、異性体と立体化学、そして無機化学などについて学ぶ。生体内で起こる化学変化を理解できるように化学の基礎を身につけることが大切である。 |
[授業計画] |
1. 一般化学1:電子構造、混成軌道(担当教官:斉藤) 2. 一般化学2:単結合、二重結合、三重結合(担当教官:斉藤) 3.有機化合物の基礎1:構造と性質ならびに構造決定(担当教官:斉藤) 4.有機化合物の基礎2:構造決定(担当教官:斉藤) 5.有機化合物の基礎3:異性体(担当教官:斉藤) 6.有機化合物の基礎4:絶対配置、立体配座と立体配置(担当教官:斉藤) 7. 炭水化物の有機化学:炭水化物の分類、アルドース・ケトースの立体配置(担当教官:斉藤) 8.アミノ酸・ペプチドの有機化学:アミノ酸の基礎、化学修飾(担当教官:斉藤) 9. 核酸の有機化学:DNAとRNA、互変異性(担当教官:斉藤) 10. 脂質の有機化学:配座異性体・ステロイド骨格(担当教官:斉藤) 11.酵素触媒反応1:アミノ酸側鎖の役割(担当教官:斉藤) 12.酵素触媒反応2:ミカエリス・メンテン式の基礎と応用(担当教官:斉藤) 13. 無機化学1(担当教官:宮澤) 14. 無機化学2(担当教官:宮澤)
毎回配布するコメント用紙に、問題の解答や授業内容についての理解、感想などを書く。 |
[到達目標] |
・医学を学ぶ上で必要な化学の基礎理論を説明できる。 ・基本的な有機化合物の構造や性質を説明できる。 ・有機化学反応の反応機構を説明できる。 |
[評価方法] |
No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 試験:期末期 | 90 % | 基礎医科有機化学の理解力 | 2 | 小テスト/レポート | 5 % | 授業理解力 | 3 | 受講態度 | 5 % | 受講態度 |
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[教科書] |
- Paula Y. Bruice著、大船泰史・香月勗・西郷和彦・富岡清監訳, ブルース有機化学概説, 化学同人, ISBN:9784759811995
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[参考書] |
- 齋藤勝裕・太田好次・山倉文幸・八代耕児・馬場猛共著, メディカル化学, 裳華房, ISBN:9784785330910
- P.W. Atkins・J. de Paula著、稲葉章・中川淳史訳, アトキンス生命科学のための物理化学, 東京化学同人, ISBN:9784807906734
- J. McMurry著、柴崎正勝・岩澤伸治・大和田智彦・増野匡彦監訳, マクマリー有機化学 −生体反応へのアプローチ−, 東京化学同人, ISBN:9784807906918
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