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授業科目名 自然災害と都市防災
分類・系統自然科学 科学系
時間割番号 CAN022
担当教員名 鈴木 猛康/後藤 聡
開講学期・曜日・時限 前期・金・III 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
災害が多発する我が国を取り巻く自然環境と自然災害の発生メカニズムを説明した上で,都市防災の事前、事後対策について概説する。本講義では,防災の基本知識を身につけ、自助、共助、公助の役割について理解してもらうことを目的とする。本講義は「地域課題・共通科目」に指定されており、山梨県の自然災害に関する2回の講義を含む。

※「地域課題・共通科目」及び「未来創造・共通科目」
<到達目標>  到達目標とは
1.地震災害、台風・豪雨災害、火山災害の発生メカニズムと特徴を説明することができる。
2.山梨の災害リスクを概説することができる。
3.災害情報、地域防災の基礎知識を身につけている。
<授業の方法>
PowerPoint、スライド、ビデオ等を多用した授業を行う。
授業では、学生にも発言する機会を与えるようにする。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 50  %理解度を評価するために論述式,記述式試験を行う。 
2試験:中間期 50  %理解度を評価するために論述式,記述式試験を行う。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
自然災害の脅威や災害対策の現状を学びながら、個人、家庭、地域で今から実施すべき防災・減災対策、そして将来、皆さんが就職してから組織で行われる防災・減災対策について、基本知識を身につけてもらいたい。また、皆さんがこれから学生生活を送る地元・山梨の自然災害について知ってもらい、自助に役立ててもらいたい。
<テキスト>
  1. 山梨大学地域防災・マネジメント研究センター, 山梨と災害 防災・減災のための基礎知識, 山梨日日新聞社, ISBN:978-4-89710-535-2
  2. 鈴木猛康, 大災害から命を守る知恵、術、仕組み 〜実話に基づいて津ずる避難の現状と対策〜, 静岡学術出版, ISBN:978-4-86474-044-9
  3. 鈴木猛康, 巨大災害を乗り切る地域防災力 ハードとソフトで高める住民・行政協働の災害対策, 静岡学術出版, ISBN:978-4-903859-70-5
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1.イントロダクション:我が国を取り巻く災害発生環境,防災と減災
2.地震・津波災害1:発生メカニズム
3.地震・津波災害2:地震被害
4.地震・津波災害3:津波
5.台風・豪雨水害1
6.台風・豪雨水害2
7.土砂災害
8.火山災害
9.中間評価と総括
10.山梨の災害(地震災害、水害を中心として)
11.山梨の災害(土砂災害を中心として、後藤)
12.災害情報
13.地域防災
14.ソフト防災による減災対策
15.総合評価とまとめ
復習:授業は映像を使って行う。予習、復習、試験対策として教科書を活用してほしい。
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
主担当教員である鈴木は、自治体や地区住民の参加のもとで、住民・行政協働の地域防災活動を支援している。本講義では、教員自身が現場で撮影した写真等を活用し、教員自身が取り組んだ活動を紹介しながら、受講生に災害に対する正しい知識、とるべき行動を学んでもらう。
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《土木環境工学科》
(A) 技術者の責務の自覚
 様々な知識を修得し、技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、および技術者の社会に対する責任を理解して、これを説明することができる。