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授業科目名 ソフトウェアプロジェクト管理
時間割番号 CAD008
担当教員名 高橋 正和
開講学期・曜日・時限 前期・水・III 単位数 2
<対象学生>
ソフトウェア開発を専門とする学生、プログラミング経験を有する学生
<授業の目的>
ソフトウェアを円滑に開発するためには,綿密な計画を立案して,その進捗を管理することが重要である.本講義ではそにために必要となる知識と技術について概説する.これらを通じて,ソフトウェア開発に必要な各種の技法や道具を習得する.
<到達目標>  到達目標とは
(1)ソフトウェアのライフサイクルについて理解する.
(2)ソフトウェア開発プロジェクト管理の必要性を理解する.
(3)ソフトウェアの要求分析,設計,開発,検証について理解する.
(4)ソフトウェア開発を進める上で必要な技法を理解する.
(5)上記項目について,小規模プロジェクトで適用できる.
<授業の方法>
講義および演習を実施する.
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 50  %主に到達目標の(4)と(5)の理解度について評価する. 
2試験:中間期 40  %主に到達目標(1),(2),(3)の理解度について評価する. 
3小テスト/レポート 10  %主に事例紹介と演習の理解度について評価する. 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
  1. 神長永,郷,杉浦,高橋,藤田,渡辺, ソフトウェア工学の基礎, 共立出版, ISBN:978-4-320-12313-7
<参考書>
  1. 山田, 品質指向ソフトウェアマネジメント, 森北出版, ISBN:978-4627871113
<授業計画の概要>
第01回:受講案内,ソフトウェア工学とは
第02回:ソフトウェアのライフサイクルと開発プロセス
第03回:プロジェクト管理の考え方と進め方(PMBOK,EVMなど)
第04回:要求分析と設計(構造化手法)
第05回:要求分析と設計(オブジェクト指向手法)
第06回:ソフトウェアの検証
第07回:ソフトウェアの品質とその管理・保障
第08回:評価(中間まとめ)
第09回:リスク管理の考え方と進め方(リスク判定行列,リスク優先度など)
第10回:プロジェクト管理手法(1)(WBS,PERTなど)
第11回:プロジェクト管理手法(2)(デザイン・レビュー,バージョン管理など)
第12回:プロジェクト管理手法(3)(ソフトウェア規模の見積もり方法)
第13回:外部講師による企業におけるソフトウェアプロジェクト管理の事例紹介(1)
第14回:外部講師による企業におけるソフトウェアプロジェクト管理の事例紹介(2)
第15回:評価(総括まとめ)
外部講師の都合により,講義の順番を入れ替えることがある.
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
担当教員が企業勤務時代に大型プロジェクトを担当した際に用いた各種技法を概説することで,プロジェクト管理の重要性を理解させる.加えて,現役の企業勤務者による事例紹介を行うことで,各種技法を具体的にどのように使用するのかを理解させる.