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授業科目名 国際理解と多文化共生
分類人文科学
時間割番号 CAC043
担当教員名 鴨川 明子
開講学期・曜日・時限 前期・金・III 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
〇「国際理解と多文化共生」は、世界各国・各地域における文化、社会、教育について、歴史的かつ現代的なアプローチにより掘り下げる授業です。

〇この授業の目的の一つは、世界各国・各地域で生じるさまざまな現象に関する基礎的事項を習得することにあります。
〇もう一つの目的は、世界各国・各地域で生じるさまざまな現象の背景や原因を理解し、「多様な人々とともに生きる(共生)とはどのようなことか」という問いについて論理的に考え、問題を解決するために行動する素地を身につけることにあります。
<到達目標>  到達目標とは
〇国際理解の理論と方法の基礎を身につけることができる。
〇様々なアプローチを用い、世界各国・地域における現象について記述することができる。
〇習得した知識や技能を活用して、世界各国地域における現象についてテーマを選び、思考力を働かせて現状と問題点を説明することができる。
<授業の方法>
〇具体的に、授業の前半では、国際理解と多文化共生に関わる分野領域の文献や論文を概説したり、データを提示したりします。それらをもとに受講生でディスカッションします。

〇授業の後半では、受講生は、ディスカッションや調べたことをもとに発表します。後半で扱うトピックとアプローチは、受講生の興味・関心に合わせて柔軟に対応します。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 50  %発表時のフィードバックを踏まえ、新たに考えたり調べたりしているか。欠席・遅刻回数により最終レポート試験を提出できない場合があります。 
2受講態度 20  %毎回の授業の終了時に書く小レポート、積極的なディスカッションへの参加、他者の意見への傾聴 
3発表/表現等 30  %よく考え、発表を相手意識をもってまとめ、分かりやすく伝えているか 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
 世界各国の事例だけでなく、山梨県内の身近な事例についても学びながら、様々な国際問題を知り、問題の背景について掘り下げます。授業では、多様な文化的背景を持つ人々が暮らしやすくなる社会とは何かを考えるために、議論や発表の機会があります。

 授業で取り扱うトピックは、受講生の興味関心に合わせて柔軟に対応します。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 鴨川明子編, 『アジアを学ぶ―海外調査研究の手法―』, 勁草書房, ISBN:4326546336
<授業計画の概要>
*日程の詳細およびシラバスに変更がある場合は、第1回目等で適宜説明します。
下記の計画は一例です。参加者の興味関心や展開に応じて、内容や順番は多少入れ替わる可能性があります。

1. オリエンテーション:授業の進め方
2. 現状:身近な国際理解と多文化共生に関わる事例
3. 理論:国際理解教育とは?
4. ワークショップ:身近な国際理解と多文化共生の事例を探す
5. 現状:山梨県の外国人児童生徒あるいは山梨大学の留学生
6. 理論:「内なる国際化」の課題
7. ワークショップ:外国人児童生徒のための支援施策を考える
8. 現状:アジアの多文化状況と「マイノリティ」―オランウータンの国 マレーシア
9. 理論:アジアの多文化状況:「マイノリティ」への支援策を知る
10. ワークショップ:プレゼンの準備
11. ミニプレゼン:貧困やジェンダー
12. ミニプレゼン:SDGs
13. ミニプレゼン:行ってみたい国の文化 等
14. プレゼンへの講評と振り返り
15. まとめと試験:改めて、「多様な人々とともに生きる」とはどのようなことか