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授業科目名 |
英語科教育学特論I (本年度非開講) |
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時間割番号 | 542073 | ||||||||||||||
担当教員名 | 田中 武夫 | ||||||||||||||
開講学期・曜日・時限 | 前期・木・II | 単位数 | 2 | ||||||||||||
<対象学生> | |||||||||||||||
1年 | |||||||||||||||
<授業の目的および概要> | |||||||||||||||
現代日本の英語科教育が直面している問題点に対する解決策を探求するたに、英語科教育の根幹的領域を重点的にとらえ直すことが本特論の目的である。特論では、英語科教育原理・目的論・教材論・教科課程論・方法論・言語活動論・コミュニケーション論・評価論・学習者論・教師論の10分野の中より、各年次において以上の分野より重要課題を取り上げ、それに関する学問的成果とその応用方法について検討を加えていく。さらに、一般的な意味での英語教育における最重要課題(例えば、「教育の目的」など)を深く論究する。 | |||||||||||||||
<到達目標> | |||||||||||||||
英語教育論文に関する読解力をつけること。論文を批判して、新たな研究の視点を提示できる能力をつけること。 | |||||||||||||||
<授業の方法> | |||||||||||||||
授業の方法は、講義、文献講読、演習等とする。まず、英語教育に関する研究論文の書き方について説明する。その上で英語科教育に関する文献の購読を中心とした演習を行う。論文の英語は平易である。故に、英語論文の理解を目的としているのではなく、論文批判を目的としている。この演習の結果、英語教育の実験論文を書けるようになってほしい。また、毎回英語教育における今日的問題も取り上げて、全員で議論を繰り広げていきたい。 | |||||||||||||||
<成績評価の方法> | |||||||||||||||
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<受講に際して・学生へのメッセージ> | |||||||||||||||
この授業以外の文献にも個人的に当って、1日も早く専門分野に慣れてもらいたい。また英語教育の論文を構成して、書き上げるという具体的なイメージを持ってもらいたい。舞香、各個人が興味ある分野の論文を取り上げ、レポート発表を行う。授業の最後の方で、修士論文の構想発表なども行ってもらう予定である。 | |||||||||||||||
<テキスト> | |||||||||||||||
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<参考書> | |||||||||||||||
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<授業計画の概要> | |||||||||||||||
毎時間、英語教育の専門誌に掲載された英語論文を課題として与えられ、それを次の時間までに熟読し、その論文の批判点を考えてくる。実際の授業では、講読をしながら、論文が取り上げている分野について実践的改善方法を考える。 1 オリエンテーション(論文の構成と作成法) 2 英作文における作文能力と英語能力の影響力の大きさの比較 3 英語スピーチの評価における全体的評価と部分評価との比較 4 英文の読みにおけるストラテジーの種類と読解力との関係 5 語彙の未知語推測と語彙の広さ、深さとの関係 6 文章の理解能力と接続詞理解の関係について 7 海外留学が影響を与える英語能力要因について 8 英語の認知スタイルに関する日本人の傾向について 9 リスニングにおける英語の音声変化の知識の影響力について 10 英語教師のジャーナル研究とその研究法の意味について 11 リスニングの成否に影響を与える知識的要因について 12 英語教育におけるドラマ的手法とその効果について 13 英語のエクステンシブ・リーディングとその効果について 14 文法指導と生徒の認知スタイルとの関係: その定着の成否に関して 15 まとめ(現場への影響について) |