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授業科目名
担当教員
塑性加工
(本年度非開講)
吉原 正一郎
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
TME318 2 (未登録) 3 後期 II
[概要]
 ものづくりの根幹である塑性変形、塑性学、塑性加工法を理解することにより、切屑を出さない材料加工法の基礎的な考え方を習得する。
1)材料加工の意義
2)変形、降伏応力、変形抵抗と塑性学の関連
3)曲げ、鍛造、圧延、せん断、絞りの原理
[具体的な達成目標]
《能力と技能》
 本講義では「機械工学の主要分野」のひとつとして「材料・塑性学」を学ぶ。特に、塑性加工法による材料の応力・変形を曲げ、鍛造、圧延、せん断、絞りを例に取り考える。
1)塑性変形と降伏応力・変形抵抗の関連がわかる。
2)塑性力学における基礎理論を把握する。
3)曲げ、鍛造、圧延、せん断、絞りの原理を理解する。
[必要知識・準備]
  「基礎教育」部門の科目では、特に「線形代数学」、「微分積分学」と物理(力学)の知識を、「基礎工学」部門では、特に「材料の科学」の知識を復習すること。
 具体的な科目名を以下に列記する。
1)線形代数学I: 行列、行列式、ベクトル
2)微分積分学I: 微分・積分の定義、解の求め方
3)材料の科学I、II: 材料強度、特に降伏応力、結晶組織、各種材料の強さ
4) 材料力学I、II、III:応力とひずみ、モールの応力円
 
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 50  %学習内容の達成度を確認 
2試験:中間期 50  %学習内容の達成度を確認 
[教科書]
  1. 川並高雄 他 共, 基礎塑性加工学(第2版), 森北出版, ISBN:4627663121
[参考書]
  1. (社)日本塑性加工学会 編, 例題で学ぶ はじめての塑性力学, 森北出版, ISBN:4627667211
[講義項目]
1.概要:塑性加工の意義と種類
2.応力−ひずみの関係(単軸応力)
3.応力−ひずみの関係(多軸応力)
4.降伏条件
5.スラブ法
6.有限要素解析の初歩
7.中間試験
8.曲げ加工
9.鍛造加工
10.圧延加工
11.引抜き・押出し加工
12.せん断加工
13.板材成形
14.期末試験
15.評価・総括・まとめ
[教育方法]
講義形式で実施する。授業では最新の塑性加工についても言及する。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
・オフィスアワー:月曜日第V限
・不正行為は厳禁,不正行為があった場合は,学内措置に従って対処する.
・他人のコピーの類と認定される場合,単位は与えられない.
・欠席者・遅刻者の代返(代わりに出席したと名乗る行為)を行ったものは,単位を与えられない.