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授業科目名
担当教員
基礎物理学I
白木 一郎
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
TEE103 2 (未登録) 1 前期 I
[概要]
力学を中心とした物理現象に微分積分の考え方を取り入れ、物理学の基本法則の理解を深め、科学的な思考能力・探究能力を育てる。すでに学習した物体の運動について、位置・時間・エネルギーの関係をあらわす方程式がどのように導かれるか、より基本的な事柄を理解する。特に、運動方程式を作って解き、その意味するところを感得することに主眼を置く。
[具体的な達成目標]
A.速度、加速度の概念を理解し、微分積分形式で説明することができる。
B.運動をベクトルを用いて表現し、演算できる。
C.自由落下、単振動の運動方程式を書き、その解を示すことができる。
D.エネルギーとポテンシャルの概念を理解し、これに関連した問題が解ける。
E.力と回転モーメントを考慮するつりあいや角運動量の問題が解ける。
F.簡単な系の慣性モーメントを求めることができる。
[必要知識・準備]
・高等学校で履修する程度の物理学の知識
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 50  %達成目標D-Fを確認するための筆記試験(ただし、A-Cの内容も間接的に含まれる) 
2試験:中間期 50  %達成目標A-Cを確認するための筆記試験 
[教科書]
  1. 原 康夫, 理工系の基礎物理 力学, 学術図書出版社, ISBN:ISBN:4-87361-093-1
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
1.速度と加速度:位置ベクトル、速度ベクトル、加速度ベクトル、極座標
2.質点の力学 :運動の法則、放物体の運動、単振動と減衰振動、力学と仕事、
    力学的エネルギーと保存則、中心力場内の運動、角運動量
3.質点系と剛体:重心運動、剛慣性モーメント 

講義項目
第 1回 直線運動(位置、速度、加速度)
第 2回 平面運動
第 3回 ベクトル、内積、外積
第 4回 運動の法則と放物体の運動
第 5回 摩擦力と抵抗力
第 6回 単振動
第 7回 減衰振動
第 8回 中間評価:総括・まとめ
第 9回 力学と仕事
第10回 運動量保存則
第11回 中心力場内の運動
第12回 角運動量
第13回 重心運動
第14回 剛慣性モーメント
第15回 最終評価:総括・まとめ

到達目標
第 1回 直線運動における基本量を微分形式で記述し、説明できる。
第 2回 平面内での運動を理解し、円運動を説明できる。
第 3回 ベクトルを理解し、内積および外積のベクトル演算ができる。
第 4回 運動の法則を理解する。例として放物体の運動を微分方程式で記述し、解くことができる。
第 5回 摩擦力と抵抗力について理解し、粘性抵抗や慣性抵抗などを運動方程式で記述し、その微分方程式を解くことができる。
第 6回 単振動を理解して運動方程式で記述し、その微分方程式を解くことができる。
第 7回 抵抗下にある振動の運動方程式を立て、条件に応じて解くことができる。
第 8回 (中間評価:総括・まとめ)
第 9回 古典力学における仕事を理解し、微分形式や積分形式で説明できる。
第10回 運動量や力積を理解して運動量保存則や衝突を説明し、具体的な問題について解くことができる。
第11回 中心力場内のポテンシャルについて理解し、説明できる。
第12回 角運動量について理解し、ベクトル演算や微分形式で説明できる。
第13回 重心の定義を理解し、質点系の運動について説明できる。
第14回 剛慣性モーメントを理解し、様々な形状の質点系について求めることができる。
第15回 (最終評価:総括・まとめ)
[教育方法]
板書を伴う口頭説明を行なう。学生には、目、耳、頭脳、手をフルに働かせて集中することを要求する。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
(未登録)