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授業科目名
担当教員
ソフトウェア設計開発演習II
郷 健太郎
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
TCS311 2 (未登録) 3 後期 IV
[概要]
本演習では,先行科目「ソフトウェア工学及び演習I」,「ソフトウェア工学及び演習II」,「ソフトウェアプロジェクト管理」および「ソフトウェア設計開発演習I」において習得した各種の要求分析,設計,プロジェクトマネジメント,品質テストの手法を実践し,中・大規模なソフトウェアの開発を行う.ソフトウェア開発では,多くの人々がかかわって多数の成果物を限られた時間内に生成する.本演習では,複数人の学生がチームを構成し,チームの目標と期限を独自に設定し,その上でソフトウェアの要求分析,設計,実装,評価を行う.プロジェクトのプロセスはチームが管理し,問題が発生すれば解決を行う.これらの活動を通して,実際のソフトウェア開発において,何が問題でその解決が如何に難しいかを学習するとともに,開発に必要な実践的知識とスキルを修得することを目的とする.なお,本科目はPBL科目である.

☆カリキュラム中での位置付け:コンピュータ理工学科のカリキュラム

※ 本授業科目は、「COCコース別専門科目」
[具体的な達成目標]
以下の項目が具体的な達成目標である.
1.チームを構成して目標と期限を設定し,その上でソフトウェアの要求分析と設計,実装,評価ができる.
2.上記のプロセスを管理し,問題があれば解決を行うことができる.
3.これらの活動を通して,ソフトウェア開発において何が問題でその解決が如何に難しいかを説明できる.
[必要知識・準備]
本演習では,受講者はコンピュータシステムの基礎,及び,プログラミング,ソフトウェア開発の基本的な知識を有することを仮定する.したがって,授業科目「情報処理及び実習」,「計算機アーキテクチャI, II」,「計算機アーキテクチャI演習」,「プログラミング基礎」,「プログラミング基礎演習」,「プログラミング応用」,「プログラミング応用演習」,「アルゴリズムとデータ構造I, II」,「アルゴリズムとデータ構造I演習」,「ハードウェア基礎実験」,「データベース及び演習」,「オペレーティングシステム」,「オペレーティングシステム演習」を予め履修し,その講義内容を充分理解していることが望ましい.また,「ソフトウェア工学及び演習I」,「ソフトウェア工学及び演習II」,「ソフトウェアプロジェクト管理」,「ソフトウェア設計開発演習I」を履修していることが望ましい.また同時期に開講される「ITシステム開発実習」を履修していることが望ましい.
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 30  %演習中の提出するドキュメントで評価する. 
2発表/表現等 70  %プロジェクト報告と成果物で評価する. 
[教科書]
  1. 鶴保征城 / 駒谷昇一, ずっと受けたかった ソフトウェアエンジニアリングの授業(1)増補改訂版, 翔泳社, ISBN:4798119326
  2. 鶴保征城 / 駒谷昇一, ずっと受けたかった ソフトウェアエンジニアリングの授業(2)増補改訂版, 翔泳社, ISBN:4798119334
[参考書]
  1. 中所武司, ソフトウェア工学 −オープンシステムとパラダイムシフト−, 朝倉書店, ISBN:4-254-12707-3
  2. 中田秀基, すっきるわかる Google App Engine for Java クラウドプログラミング, ソフトバンク クリエイティブ株式会社, ISBN:978-4-7973-5760-8
  3. 三苫 健太, 図解でわかる Androidアプリケーション開発教科書, 技術評論社, ISBN:4774151890
[講義項目]
第1回: ガイダンス,ソフトウェア企画の発案,プロジェクトマネジメント
第2回: ソフトウェア企画の決定,要求分析
第3回: 要求定義と要求仕様書の作成
第4回: プロジェクト報告 (1): 企画発表と開発担当班の決定
第5回: システム提案・開発計画書の作成
第6回: 企画班と開発班とのミーティング
第7回: 外部設計・レビュー(1): UMLによるモデリング
第8回: 外部設計・レビュー(2)
第9回: 企画班と開発班とのミーティング
第10回:内部設計・コーディング(1)
第11回:内部設計・コーディング(2)
第12回:コーディング・単体テスト
第13回:総合テスト・受入テスト
第14回:プロジェクト報告 (2): 最終成果発表会
第15回:成績発表,成果物の納品
[教育方法]
ソフトウェア開発を具体的に体験するために,チームでの活動が主となる.
各週においてチームで行った活動記録を作成してもらう.
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
山梨県情報通信業協会より派遣された外部講師との連携によって実施される.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
特になし.