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授業科目名
担当教員
構造動力学
吉田 純司
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
TCE222 2 (未登録) 2 後期 I
[概要]
 本講義では,質点系モデルを対象とした動力学について学習する.
 具体的には,まず,動力学の基礎および構造物のモデル化方法について学習する.ついで,質点系モデルの運動方程式の立て方について学習する.その後,1自由度系モデルを対象に,自由振動,調和外力による強制振動,数値計算法,地震応答スペクトルについて学んでいく.
[具体的な達成目標]
1.質点系モデルの運動方程式を立てられること.
2.1質点系モデルの自由振動の解を求められる.
2.1質点系モデルの調和外力に対する定常応答を算出できる.
3.共振曲線について理解する.
4.地震応答スペクトルとは何かを答えられる.
5.免震構造とは何かを理解する.
[必要知識・準備]
 高校での物理学のうち,力学に関する内容.
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 42  %全体を通した評価(点数) 
2試験:中間期 42  %中間評価(点数) 
3小テスト/レポート 8  %レポートを最後まで解答し,期限までに提出する. 
4受講態度 8  %講義に出席し,そこでの演習問題をこなす. 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. A. A. Shabana (著), Theory of Vibration I. An Introduction, Springer-Verlag, ISBN:3540979859
  2. 大崎 順彦, 新・地震動のスペクトル解析入門, 鹿島出版会, ISBN:4306032701
[講義項目]
1.構造物のモデル化手法
2.動力学の基礎
3.運動方程式の立て方
4.運動方程式の立て方に関する演習
5.非減衰1質点系モデルの自由振動
6.減衰1質点系モデルの自由振動
7.1質点系モデルの強制振動
8.共振曲線
9.中間試験
10.デュアメル積分の導出
11.デュアメル積分を用いた演習問題
12.応答の数値計算法
13.地震応答スペクトル
14.地震応答スペクトルに関連した耐震設計で用いられる用語の紹介
15.総括評価・まとめ

予習:講義で新たしく出てきた用語について調べておくこと.
復習:講義で実施した例題・演習問題をもう一度解いてみること.
[教育方法]
 講義中に演習を混ぜながら行う.また,理解度をレポートおよび試験で確認していく.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《土木環境工学科》
(C) 専門基礎学力
 土木材料・力学一般、構造工学・地震工学、地盤工学、水工水理学、交通工学・国土計画、土木環境システムの基礎を理解して、これを説明することができる。
(F) 問題の把握および専門知識の応用力
 基礎科目で習得した知識・技術を課題探究、問題解決に応用することができる。
[その他]
本講義の位置づけは,以下のようになっている.
応用物理学 → 構造力学及び演習第一 → 構造動力学 → 防災工学II