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授業科目名
担当教員
構造力学及び演習第一
吉田 純司/秦 康範
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
TCE210 3 (未登録) 2 前期 火/木 III/III
[概要]
 構造力学の知識は,橋梁を代表とする種々の土木構造物を設計する場合に必要不可欠である.
 本講義では,静定梁のみを対象とし,その基本事項について学習する.具体的には,静定梁の曲げ変形についてその物理的な意味を説明し,断面力の定義と算出法,断面力図,影響線の描き方,および梁の理論を中心に学ぶ.
[具体的な達成目標]
1.静定梁の支点反力を計算することができる.
2.静定梁の断面力を計算し,断面力図を描くことができる.
3.影響線の意味を理解し,基本的な静定梁については影響線を描くことができる.
4.はりの断面諸量の物理的な意味を理解し,実際に計算できる.
5.支配方程式を解き梁のたわみを計算することができる.
[必要知識・準備]
 1年次にある応用物理学を受講していることを前提とする.また,将来,土木・建築分野における技術者,公務員を目指す学生は必須なので受講することが望ましい.
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 40  %授業理解力 
2試験:中間期 40  %授業理解力 
3小テスト/レポート 10  %授業理解力 
4受講態度 10  %出席し演習問題をこなす 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. Irving H. Shames (著), James M. Pitarresi (著), Introduction to Solid Mechanics(3rd ed.), Prentice Hall, ISBN:013267758X
[講義項目]
 本講義では,最初に力学の基礎事項を復習をし,その後,梁を対象とした力学について演習を交えながら学習していく.
1 .構造物とモデル化 2 .力学の基礎
3 .支点の支持条件          4 .静定梁の支点反力
5 .静定梁の断面力     6 .断面力の求め方
7 .断面力の求め方に関する演習    8 .断面力図の定義と求め方
9 .単純梁の断面力図     10.片持ち梁の断面力図
11.静定梁の断面力図に関する演習 12.静定梁の断面力図に関する演習
13.張出し梁の断面力図 14.ゲルバー梁の断面力図
15.中間試験    16.静定梁の影響線
17.張出し梁の影響線         18.ゲルバー梁の影響線
19.影響線の応用習     20.梁の影響線に関する演
21.梁の理論での仮定 22.中立軸と断面1次モーメント
23.応力と断面力 24.断面2次モーメント
25.梁の断面諸量に関する演習 26.梁の支配方程式の導出
27.梁の支配方程式の境界条件 28.梁の支配方程式の解法
29.梁の支配方程式に関する演習 30.総括評価・まとめ

予習:次回の講義内容について資料をよく読んでおくこと.
復習:授業で行ったすべての例題・演習を自力でもう一度,解いてみること.
[教育方法]
 講義とその内容に関する例題および演習を併用して進めていく予定である.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
《土木環境工学科》
(C) 専門基礎学力
 土木材料・力学一般、構造工学・地震工学、地盤工学、水工水理学、交通工学・国土計画、土木環境システムの基礎を理解して、これを説明することができる。
(E) 学習および問題解決能力
 演習科目・研究を通して、自発的・継続的に学習し、問題解決に取り組むことができる。
[その他]
本授業の科目は,以下のような位置づけである.
応用物理学 → 構造力学及び演習第一 → 構造力学第二,構造動力学,防災工学I,土木環境科学実験,コンクリート構造学第一