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授業科目名
担当教員
応用統計学
張本 鉄雄
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
TAM309 2 (未登録) 3 前期 III
[概要]
 統計学は理学、工学、農学、医学、経済学等の様々な分野に利用されている。理学と工学の分野では、測定と測定結果の取り扱いの手法を研究する計測工学や工業生産における製品品質の管理を研究する品質管理論に統計学が幅広く応用されている。本講義は応用統計学は統計学の基礎とその計測工学および品質管理論への応用を中心内容として講義し、受講者に統計学の基本とその応用能力を身につけることを目的とする。講義の前半は統計学の基礎概念を解説し、後半は統計学の計測工学および品質管理学への応用を説明する。また、物理実験および化学実験で得られた実験結果の実際例を用いて、統計学による実験結果の解析方法等についても講義する。
[具体的な達成目標]
(1)理工学系学生として基本的な実験結果の分析能力を身につける。
(2)汎用データ処理ソフト(例えば、EXCEL等)を用いて、回帰分析の実験データの処理方法についても学生自らが実践し、統計学をより深く理解し、説明できる。
(3)統計学の計測工学への応用についても理解する。特に、計測の原理、主な計測方法及びその応用について理解し、説明できる。また、最先端の量子現象を利用した精密計測技術についてもその基礎を理解し、説明できる。
[必要知識・準備]
 確率統計、フーリエ解析、初等物理学
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 80  %[具体的な達成目標]に定めた達成度 
2小テスト/レポート 10  %講義内容のその場での理解力/レポートへの回答及び論理構成 
3受講態度 10  %学習の態度 
[教科書]
  1. 西原主計, 山藤和男,松田康広, 計測システム工学の基礎, 森北出版社, ISBN:978-4627664432
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
 第1回:計測工学の基礎と計測システムの特性
 第2回:国際単位系、物理量の次元
 第3第:測定の誤差と有効数字
 第4回:測定の精度と精度の表示方法
 第5回:誤差の伝わり方
 第6回:誤差の伝播理論
 第7回:測定量の統計的特性
 第8回:測定量の回帰分析と相関関係
 第9第:最小二乗法
第10回:センサーの基礎
第11回:信号の測定法
第12回:信号の処理
第13回:機械・電気・光学測定の基礎
第14回:量子計測の基礎
第15回:総括及び評価
[教育方法]
 主に教科書に沿って授業を行い、具体的な問題を解きながら内容を説明する。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
 オフィスアワー:A1-215の教員室で質問・相談を受ける。