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授業科目名 地球科学
時間割番号 LEV110
担当教員名 松本  潔/小林  拓
開講学期・曜日・時限 後期・月・III 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
 地球の表層環境である大気圏、水圏、地圏は、生命を取り巻く重要な環境であると同時に、人類にとっては食料やエネルギー、資源を産生する基盤でもある。このような視点から、大気圏、水圏、地圏の構造・機能、生物圏を含めた物質循環など、地球環境を理解する上で必要な地球科学の基礎を学ぶ。
 授業の前半では、地球の全体的な構造を俯瞰した後、特に地球の熱収支と大気大循環について学習する。後半では、大気圏・水圏に加え地圏や生物圏も含めた化学的特徴や物質循環、環境変動を学習し、地球の惑星としての特徴を理解する。
<到達目標>
地球のもつ物理的、化学的特徴を理解し、地球の仕組みを説明できる。また、人類が生活する地球環境を俯瞰的にとらえる視野を得る。
<授業の方法>
講義形式で実施します。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 50  %論述式、記述式の試験を行ない、授業内容の理解度とその応用力を問います。主に物理学的な視点から地球の仕組みを説明できるか評価します。 
2試験:中間期 50  %論述式、記述式の試験を行ない、授業内容の理解度とその応用力を問います。主に化学的な視点から地球の仕組みを説明できるか評価します。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
地球は、私達の文明の維持に不可欠な水、食糧、資源、エネルギーを産生し、生命を育んできました。その可能性と限界を知ることは、人類社会を維持し発展させる上で重要なことです。このこと意識して、授業に臨んでください。なお、多くの受講生が高等学校で地学を履修してこないことを想定して、授業には高校地学の基礎的な内容も含まれています。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
第1回:ガイダンス・導入(小林)
第2回:地球の構造1(小林)
第3回:地球の構造2(小林)
第4回:地球の熱収支1(小林)
第5回:地球の熱収支2(小林)
第6回:大気大循環1(小林)
第7回:前半の総括及び中間試験(小林)
第8回:地球の誕生と惑星としての特徴(松本)
第9回:地球環境の変遷1(松本)
第10回:地球環境の変遷2(松本)
第11回:地球環境の変遷3(松本)
第12回:大気圏・水圏の化学的特徴(松本)
第13回:地圏の化学的特徴(松本)
第14回:物質循環と地球環境(松本)
第15回:後半の総括及び成績評価(松本)
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
担当教員の一部は日本南極地域観測隊員(気水圏研究分野)としての実務経験を有している。