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授業科目名 細胞生理学
時間割番号 LBT207
担当教員名 岸上 哲士
開講学期・曜日・時限 前期・火・II 単位数 2
<対象学生>
生命工学科2年生以上
<授業の目的および概要>
21世紀は生命科学の時代であり、さまざまな生命現象について分子レベルで物理や化学の言葉で理解することが可能になってきた。生命は階層構造をもち、分子が集まって分子集合体をつくり、それらが集まって細胞をつくり、細胞が集まって多細胞個体をつくる。従って、生命を分子レベルで理解するためには、この階層構造のもっとも基本となる細胞のさまざまな働きを知り、その働きをタンパク質などの分子レベルで理解することが重要となる。本講義では、細胞の様々な働きを学習し、その働きを分子レベルで理解することを目標とする。
<到達目標>
・細胞の構造およびそれを構成する分子とその働きについて説明できる。
・細胞内のタンパク質の合成、輸送、分解について説明できる。
・細胞の増殖やエネルギー代謝について説明できる。
・細胞同士および細胞内へのシグナル伝達について説明できる。
<授業の方法>
PPT等の視覚的教材を使用する。授業中および授業後に課題を出すことで、内容の理解を深める。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 60  %講義内容全体の理解度を評価する。 
2小テスト/レポート 40  %講義中に出す課題に対する内容を評価する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
高校の生物学教科書レベルの知識は各自学習すること。
<テキスト>
  1. 東京大学生命科学教科書編集委員会, 理系総合のための生命科学 第3版〜分子・細胞・個体から知る“生命, 羊土社, ISBN:4-7581-2039-0
<参考書>
  1. 中村佳子訳, Essential 細胞生物 第3版, 南江堂, ISBN:4-5242-6214-8
  2. D・サダヴァ, カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第1巻〜第3巻, 講談社 ブルーバックス
<授業計画の概要>
第1回:細胞生物学の概要
第2回:生物の基本概念と基本構造
第3回:生物の増殖と恒常性
第4回:タンパク質の構造と機能
第5回:タンパク質と酵素
第6回:生体膜1:脂質
第7回:生体膜2:輸送
第8回:オルガネラ
第9回:代謝の外観
第10回:栄養と代謝
第11回:細胞内輸送
第12回:細胞骨格と細胞運動
第13回:細胞間シグナル
第14回:細胞内シグナル
第15回:総括・まとめ
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
これまでの国内外の国立研究機関での実務経験を踏まえて講義をします。