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授業科目名 初等社会科の教材研究と授業構想
時間割番号 KSU521
担当教員名 後藤 賢次郎/宇多 賢治郎/大隅 清陽/服部 一秀/尾藤 章雄/皆川 卓/森元 拓
開講学期・曜日・時限 後期・水・I 単位数 2
<対象学生>
1・2年
<授業の目的および概要>
初等社会科カリキュラム・単元・授業作りのための(教科教育に関する)理論的な知見と,教科内容に関する専門的知見に依拠しながら,具体的な授業作りのための実践的な力を養う。
<到達目標>
《ストレートマスター》
•初等社会科授業を分析し,そこでの教材の役割と教材研究の特質を理解した上で,教材研究を視点に社会科授業(単元)を構想し,実践することができる。
《現職教員》
•初等社会科授業を批判的に分析し,そこでの教材の役割と教材研究の特質と課題を理解した上で,教材研究を視点に社会科授業(単元)を構想し,実践することができる。
<授業の方法>
講義・演習
受講者がこれまでの授業づくり,特に教材研究をどのように行ってきたかを振り返った上で,授業実践例の教材研究と授業づくりを教科教育と教科専門の視点から分析し,追体験していく。そして,育成を目指す資質と内容的なテーマを課題として与え,それらを身につけるための教材と授業を教科教育・教科専門の教員とともに構想し,その教材を用いた授業プランを開発・実践する。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 50  %指導案により授業づくりの実践力を評価する。 
2受講態度 10  %積極性を評価する。 
3発表/表現等 40  %教材研究を視点に発表を行い,内容を評価する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 全国社会科教育学会編, 『新 社会科授業づくりハンドブック 小学校編』, 明治図書
<授業計画の概要>
第1回 イントロダクション:これまでの振り返り:初等社会科における「教材」とは何か,なぜ必要か,「教材研究」とは何をすることか,初等社会科で育てる資質・能力との関係から(服部・窪田)
第2回 「生活問題の解決」過程としての授業づくりと教材研究:(大隅・窪田)
     第5学年「自動車の登場と生活の変化」を例に〜歴史〜
第3回 「事実の獲得」過程としての授業づくりと教材研究:(尾藤・窪田)
     第3学年「調べよう,甲府市のぶどう作り」を例に〜地理・公民〜
第4回 「事象の原因や関係の説明」過程としての授業づくりと教材研究:(宇多・窪田)
     第4学年「私たちの生活と安全〜富山県の交通事故を減らそう〜」を例に〜公民〜
第5回 「対立する見解の理解と議論」過程としての授業づくりと教材研究:
     第5学年「日本の農業を考える」を例に〜地理・歴史・公民(皆川・窪田)
第6回 「生き方への共感」過程としての授業づくりと教材研究:(大隅・窪田)
     第4学年「地域を明るく元気に!しぞーかB級ご当地グルメ」を例に〜地理・歴史・公民〜
第7回 「地域での体験的活動」過程としての授業づくりと教材研究:(森元・窪田)
     第3学年「増田のりんごを育てる人たち」を例に〜地理・歴史・公民〜
第8回 「真正な学習」過程としての授業づくりと教材研究:(後藤・窪田)
   第6学年「コミュニティデザインと私たちの未来のまち」を例に〜地理・歴史・公民,他教科〜
第9回 トピックに対応した教材研究を通した授業づくり(1):授業の構想と計画(後藤・窪田)
第10回 トピックに対応した教材研究を通した授業づくり(2)模擬授業と検討(宇多・窪田)
第11回 教材の形態を生かした教材研究を通した授業づくり(1)授業の構想(服部・窪田)
第12回 教材の形態を生かした教材研究を通した授業づくり(2)模擬授業と検討(皆川・窪田)
第13回 共通のトピック(災害と防災))に様々な視点で迫る教材研究を通した授業づくり(1)
    地歴公の視点や立場を取り上げ授業を構想(森元・窪田)
第14回 共通のトピック(災害と防災))に様々な視点で迫る教材研究を通した授業づくり(2)
    模擬授業と検討(尾藤・窪田)
第15回 総括 構想・実践した授業と教材研究の比較と振り返り(宇多・窪田)
定期試験は行わない