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授業科目名
分娩介助・新生児受け実習
担当教員
小林 康江/佐々木 美果/浅野 浩子
時間割番号
単位数
履修年次
期別
H007284 6 4 通期
[学習目標]
分娩進行のリスク因子の査定から、分娩進行の判断・予測を含む助産診断に基づき、分娩期の助産ケア、分娩介助、さらに新生児受けを実践する。
妊娠・産褥期における女性の心身の変化と胎児から新生児期への移行期にある児の適応過程の理解に基づき、母子の正常経過と逸脱に関する助産診断と診断に基づいた助産を実践する。
[授業計画
臨地実習
1)実習期間:平成30年7月23日(月)〜10月5日(金)
2)実習時間:褥婦・新生児への看護ケア実習は日勤帯とする。
分娩介助実習のためのオンコール時間帯は24時間
深夜にわたって分娩介助実習を行った場合は,その当日は1日休暇とする。
褥婦・新生児を受持っている期間に新たに入院した産婦を受持つ場合は,その日は褥婦と新生児の直接ケアは実施せず,記録類や直接ケアをした助産師からの情報を得ることとする。
褥婦や新生児の状態の変化の観察の目的で,実習時間を延長する場合は,勤務助産師に,実習内容と延長希望の時間を伝える。
3)実習施設:山梨大学医学部附属病院
[到達目標]
1.対象理解
1) 母子へのケア提供システムの理解
・実習施設の母子へのケア提供システムを理解する。
・外来、分娩ユニットの構造・設備・機器および機能を理解する。
・継続事例の居住地の母子保健システムを理解する。
・シャドウイングを通して、病棟管理の基礎である、スタッフや医師との報告・連絡・調整を理解する。
2) 妊産褥婦と胎児・新生児の理解
・妊娠に伴う妊婦の心身の変化を理解する。
・分娩進行に伴う産婦の心身の変化を理解する。
・褥婦の心身の変化と、母親になる過程を理解する。
・胎児・新生児の成長発達の経過を理解する。
・新生児の生理的適応過程を説明できる。
・家族形成期にある家族の関係性の変化や役割の調整を理解する。
・妊娠中のハイリスク因子が分娩に及ぼす影響について理解する。
・分娩が産婦や胎児・新生児に及ぼす影響を理解する。
・ハイリスク妊産婦・新生児へのケアの原理原則を理解する。
3.助産ケアの実践
1) 分娩期のケアと介助を含む分娩介助実習
・産婦・胎児の健康診断ができる。
・正常に経過する分娩進行の状態を判断できる。
・分娩期のリスク因子の査定から現状、予測を含めた分娩経過のアセスメントとケア計画が立案できる。
・基本的な技法の習得と、分娩介助技術を習得する。
・分娩進行のアセスメントに基づく分娩期の産婦・胎児へのケアができる。
・ドウーラの役割を果たしながら、産婦のケアができる。
・正常からの逸脱の予測・判断と、必要なケアができる。

2)新生児受け実習 
・出生直後の状態を予測したアセスメントができる。
・新生児蘇生法のアルゴリズムの判断ができる。
・出生直後のルーチンケアができる。
・新生児の出生直後から生後2時間までのフィジカルイグザミネーションができる。
・新生児の出生後2時間以内の新生児への移行を円滑にする処置・ケアができる。
・親子関係の始まりを支えるアタッチメント促進のためのケアができる。
・蘇生が必要な新生児への対応が理解できる。

妊娠・分娩・産褥期における女性の心身の変化と胎児から新生児期への移行期にある児の適応過程の理解に基づき、母子の正常経過と逸脱に関する助産診断と診断に基づいた助産を実践する為に必要な基礎的な力を獲得することができるでしょう。
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
助産師の実務経験のある教員が講義・実習指導を行う。
[評価方法]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 100  %実習評価表60%、実習記録40% 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
(未登録)