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授業科目名 衣文化論
時間割番号 EEK313
担当教員名 岡松 恵
開講学期・曜日・時限 後期・水・II 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
急激に洋装化・既製服化が進んだ現代日本においては、伝統的な着装や、衣服をつくる暮らしは遠くなり、衣服の真価が分かりづらくなっている。本授業では、これまで様々に人々を魅了した衣服素材や染織技法を取り上げ、歴史的な変遷や諸国間の関連、社会・文化への反映を考察し、衣服の意味やその価値を改めて検討する。
<到達目標>
代表的な衣服素材や染織技法に関する多様な知識を獲得し、それらが生み出したファッションや社会現象について説明できる。
現代の衣生活の諸現象と結び付けた課題設定ができ、論理的な発表やディスカッションができる。
<授業の方法>
講義と議論。理解を深めるような簡単な実験・実習も行う。またテーマごとに担当者を決めて発表を行う。発表した内容はレポートにまとめる。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 50  %知識の正確さ・多様性、実生活に即した課題設定 
2受講態度 20  %出席回数と授業への取り組み(発表準備や自主学習) 
3発表/表現等 30  %論理性、他者との協働 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
授業計画の内容は授業の進捗状況に応じて変更する場合がある。
<テキスト>
  1. プリントを配布する。
<参考書>
  1. 授業中に指示する。
<授業計画の概要>
第1回 小・中・高の家庭科でとりあげられる衣文化について
第2回 麻 
第3回 絹
第4回 綿
第5回 羊毛
第6回 化学繊維
第7回 織物
第8回 編物
第9回 染色
第10回 刺繍
第11回 継ぎ
第12回 制服とコスプレ
第13回 禁じられた衣生活
第14回 古の洗濯
第15回 まとめ
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
高等学校での家庭科教育の経験を活かし、魅力的な服飾を題材に、異文化や他者理解につながる演習形式の授業や、内容理解を深める実習・実験を実施し、実践的な授業を行う。