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授業科目名 音楽科教育研究I
時間割番号 EEC265
担当教員名 藤原 嘉文
開講学期・曜日・時限 前期・木・III 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
音楽科教育における諸分野のうち、特に創作指導を中心に研究する。教材研究を中心に、即興伴奏、楽器法、スコアリーディング、編曲、様式研究等教育現場で必要な能力を身につけることを目標とする。
<到達目標>
音楽教育現場で必要な専門実技能力(音楽理論分野)を総合的にマスターする。
<授業の方法>
概説と確認→演習・実習→発表の形式で授業を進める。
相当程度の自宅学習(練習・演習)を必須とする。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 40  %提出課題における理解度、表現力、発想力、応用力、楽譜表記の状態を評価する。 
2受講態度 30  %授業における積極的な態度(実習、発表、討議)を評価する。 
3発表/表現等 30  %各種実習の内容と理解度(表現力、発想力、応用力)を評価する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
段階を追ってマスターしてゆく授業であるので、できるだけ欠席しないように望む。
<テキスト>
  1. 中島克磨, スコア・リーディングを始める前に, ドレミ楽譜出版社, ISBN:4810899322
<参考書>
  1. 音楽通論, 教育芸術社, ISBN:4905700426
  2. 音楽史(作曲家とその作品), 教育芸術社, ISBN:4905700388
  3. 21世紀の音楽入門 1, 教育芸術社, ISBN:4877881719
  4. 21世紀の音楽入門 2, 教育芸術社, ISBN:4877881794
  5. 島岡譲 他, 総合和声, 音楽之友社, ISBN:4276102332
<授業計画の概要>
第1回:音楽科において必要な基礎音楽理論事項を確認する。
第2回:ハ音記号の歴史的成り立ちと必要性を理解し、読譜練習を行う。
第3回:ハ音記号を使った楽譜の記譜実習を行う。
第4回:木管楽器の楽器法を習得する。
第5回:金管楽器、打楽器の楽器法を習得する。
第6回:弦楽器の楽器法を習得する。
第7回:移調楽器の読譜法について電子ピアノ又は作譜ソフトのTranspose機能を使い習得する。
第8回:オーケストラの楽譜を読譜し視奏する(総合的スコアリーディング)。
第9回:移調楽器を含む教材研究を行い、作譜ソフトを使った楽譜作成を行う。
第10回:教科書教材の曲を、移調楽器を含む編曲として作成する。
第11回:コードネームの理解と、即興伴奏の実習を行う。
第12回:教科書教材を即興伴奏により演奏する。
第13回:楽器法又は編曲法の内容を含む指導案を作成する。
第14回:指導案の検討を行う。
第15回:指導案に基づいた模擬授業を行う。
学生の能力と関心により、上記授業計画の進度や順を変更することがある。