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授業科目名 理科教育教材研究II
時間割番号 EEC261
担当教員名 松森 靖夫/佐々木 智謙
開講学期・曜日・時限 後期・月・III 単位数 2
<対象学生>
2年生
<授業の目的および概要>
1.中学校・高等学校学習指導要領における理科の内容・系統性・全体構造等を理解するとともに、発展的な学習を展開する上で必要不可欠な教材・教具の活用方法について論じる。
2.生徒の自然認識・科学的思考・理科の学力などの実態を視野に入れた教材・教具の開発の必要性、教科としての理科の特性に応じたICTを含む教材・教具の効果的な活用法、及び理科実践研究を概観し、理科授業設計の向上を志向するために、従前までに開発された教材・教具を用いた模擬授業を行う。模擬授業の実施結果とその振り返りから、理科授業改善の視点(含:授業設計の向上)について具体的に論じる。
<到達目標>
1.中学校・高等学校学習指導要領に示された理科の具体的内容(主に物理(エネルギー)・化学(粒子))を理解し、さらに発展的な学習内容について探究し、学習指導に対する教材・教具の位置づけを考察することができる。
2.基礎的な理科の学習指導理論を理解し、具体的な授業場面を想定した効果的な教材・教具の活用する方法を身に付ける。理科教材・教具を活用した実践研究の動向を知り、授業設計の向上に取り組むことができる。
<授業の方法>
この講義では,前半で理科の授業づくりに関する講義を行う。また,後半は演習としてグループ活動等を行い,最後に成果発表を実施します。
・第7回から第10回までは,講義の前半で各領域に関する子どもの考え方を解説します。その後の時間は,上記の各グループで発表の準備をしてください。
・発表に向けて,各班(または,個人)で資料を準備し,準備した資料の内容についてグループで検討してください。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 20  %講義や演習により獲得した内容や考えの理解度を中心にして評価する。 
2小テスト/レポート 60  %提示した課題に適切に回答しているか否かを評価する。 
3受講態度 20  %毎時間の活動に対する取り組みの様子を評価する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
受け身にならず,積極的に授業に参加してほしい。
また,学生相互のコミュニケーション活動にも前向きに取り組んでほしい。
<テキスト>
  1. 必要に応じてプリントや資料等を適宜配布する。
<参考書>
  1. 講義中に随時,指示する。
<授業計画の概要>
第1回:オリエンテーション(理科の教材・教具研究の目的等)
第2回:中学校学習指導要領にみる理科の内容・系統性・全体構造(物理(エネルギー))
第3回:高等学校学習指導要領にみる理科の内容・系統性・全体構造(物理(エネルギー))
第4回:発展的な学習を支援する教材・教具の活用方法(物理(エネルギー))
第5回:中学校学習指導要領にみる理科の内容・系統性・全体構造(化学(粒子))
第6回:高等学校学習指導要領にみる理科の内容・系統性・全体構造(化学(粒子))
第7回:発展的な学習を支援する教材・教具の活用方法(化学(粒子))
第8回:生徒の自然認識を促す教材・教具の条件
第9回:ICTを含む教材・教具の効果的な活用法、及び理科実践研究
第10回:中学校・高等学校理科の教材・教具の作成とその試行(物理(エネルギー))
第11回:中学校・高等学校理科の教材・教具の作成とその試行(化学(粒子))
第12回:教材・教具を活用した模擬授業の実施とその振り返り(物理(エネルギー))
第13回:教材・教具を活用した模擬授業の実施とその振り返り(化学(粒子))
第14回:教材・教具を活用した理科授業改善のための視点、及び理科授業デザインの再構成
第15回:本講義の振り返りと総括(含:試験)