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授業科目名
助産診断技術演習
担当教員
小林 康江
時間割番号
単位数
履修年次
期別
DNG4043 2 3,4 適宜
[学習目標]
本科目は、助産師が行う臨床判断で必要となる基本的な妊娠・分娩・産褥・新生児の知識を修得してきた次の段階の位置づけにある演習科目です。ここでは、助産学に関するプライマリーケアの実践で必要とされる基礎的な能力の獲得を目指します。科目には、自発的・積極的に取り組むことを強く要求します。
◆学習目的
妊娠、分娩、産褥期・新生児における助産の判断・実践に必要な基本的技術と専門的態度、自律した態度、能力を習得する。
[授業計画
1.動機づけ面接法
2.妊婦の問診(1)
3.産婦の問診(2)
4.褥婦との対話(1)
5.褥婦との対話(2)
6.分娩進行を円滑にする要因・阻害する要因の除去と産婦の緩和ケア(1)
7.分娩進行を円滑にする要因・阻害する要因の除去と産婦の緩和ケア(2)
8.山梨県の周産期医療の状況 小児科医:内藤
9.胎児期から新生児期への移行・呼吸/循環動態から考える生じやすい異常 小児科医:内藤
10.新生児蘇生の基礎・NICUツアー 小児科医:内藤
11-17.事例検討 
18-20.NCPR Aコース 母性看護CNS:八巻・浅野
21.新生児フィジカルイグザミネーション 母性看護CNS:八巻
22-25.妊娠期(妊婦健康診査) 浅野・佐々木
26-30.分娩期(分娩介助)佐々木・小林・実習病院助産師1名
[到達目標]
A. 知識
1) 根拠に基づいた妊産褥婦のケアの基本を説明できる。
2) 根拠に基づいた新生児のケアの基本を説明できる。
3) 根拠に基づいた母乳ケアの基本を説明できる。
4) 妊産褥婦の主体性を尊重した支援の方法を説明できる。
B. 技術
1) 模型や事例を使って妊娠・分娩・産褥の経過の判断に必要な技術を実施できる。
2) 模型や事例を使って新生児の経過の判断に必要な技術を実施できる。
3) 学生同士で分娩が自然で安全に経過するよう、分娩の3要素や産婦の心身相関の根拠に基づく支援が模倣できる。
C. 態度
1) 自己管理の能力:自らを律して行動できる
2) チームワーク、リーダーシップ:他者と協調・協働して行動できる。他者に方向性を示し、目標の実現のために力を集めることができる。
3) 倫理観:自己の良心や社会の規範やルールに則って行動できる。
4) 専門職としての社会的責任:助産学生としての意識を持ち、社会の発展のために将来助産師として積極的に関与できる力を養う。
5) 生涯学習力:卒後も自律・自立して学習できる力を養う。
◆到達目標 
本科目終了後には、臨床判断に必要な情報収集や判断に必要な技術や分娩介助技術といった基礎的な技術の獲得とそれらが実習で活用できる能力を養うことができているでしょう。
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
臨地実習に活用できるよう、新生児医療に携わっている医師や母性看護CNSによる講義と演習である。
[評価方法]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 80  %課題の提出状況 30% 試験50% 
2受講態度 20  %出席および議論における発言の積極性 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
(未登録)