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授業科目名
情報処理
担当教員
西郷 達彦
時間割番号
単位数
履修年次
期別
DMA1121 1 1 前期
[学習目標]
 現在の高度情報化社会において、情報を効率的に利用するための技術を習得することは必要不可欠です。このことは、医療分野においても例外ではありません。情報を収集・交換し、加工し、発表するという一連の作業は研究の基本であり、現在医療分野において浸透しつつあるEBM(Evidence Based Medicine)を実践するにあたってもこれらの作業を効率的に行う能力は医療人として身につけておくべきものとなってきています。
 さて、この情報の効率的利用においてコンピュータは欠かせません。特に、パーソナルコンピュータ(PC)は広く普及し、もっとも身近に利用できるものとなっています。そこで、この講義ではPCについて正しい知識を習得し、PCの管理・運用、及びPC上で稼動するソフトウェアを用いた情報の効率的な利用方法等を学びます。情報を収集・交換し、加工し、発表するという一連の作業をPCを利用して効率よく行えるようになることをこの講義の最終目標とします。

履修上の注意事項
 この講義では、得られた知識を実際に利用できるようにするために、PCを用いた演習を行います。従って、ノート型PCの持ち込みを前提としています。(WORD,EXCEL,POWERPOINTがインストールされていること。ノート型PCが準備出来ない場合は担当教員に相談してください。)
 基本的にこの講義は、受講生がオペレーティングシステム(OS)としてWindows系のものを使用していることを前提として進められます。
[授業計画
1:コンピュータとインターネット使用上の注意
2:1次元のデータを扱う方法
3:2次元のデータを扱う方法
4:Excelによる表計算
5:Wordによる文書作成
6:PowerPointによるプレゼンテーション作成
7:Rの基本
8:Rによる記述統計
9:Rによる推定・検定
10:Rによるグラフィックス
11:Rによる回帰分析
12:Rによる分散分析
13:Rによる時系列解析
14:タッチタイプ
15:これまでの講義のまとめ

OSの基本操作・オフィスソフト使用法・データ解析用R環境を学び、タッチタイプを習得します。
[到達目標]
1.コンピューターについて基本的な知識を習得し,OSの初歩的な操作が行える。
2.ブラウザーやメールが使用できる。
3.Word, Excel, PowerPointなどのソフトを使って,文書作成,データ処理などの基本的な操作が実施できる。
4.Rを用いて、様々な統計解析が実施できる。
5.タッチタイプができる。
6.図書館やインターネットなどから多様な文献や資料を倫理的・合法的に入手し、活用できる。
[評価方法]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 80  %課題提出(文書作成・Rによる解析)・タッチタイプ 
2受講態度 20  %積極的に講義に参加しているか 
[教科書]
  1. Paul Teetor, Rクックブック, オライリー・ジャパン, ISBN:978-4-87311-533-7
[参考書]
  1. 本橋永至, Rで学ぶ統計データ分析, オーム社, ISBN:978-4-274-21781-4
  2. 金 明哲, Rによるデータサイエンス(第2版), 森北出版, ISBN:978-4-627-09602-8