山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名
自然科学実習
担当教員
秋山 真治/齋藤 正夫/川原 敦雄/秋山 友紀/王賀 理恵/石原 万里子/森田 仁
時間割番号
単位数
履修年次
期別
DMA109 2 1 前期
[学習目標]
[生物学実習] 生物学1生物学2の講義で学習する細胞と生体分子の知識を実験によって確認する。本実習は、医学科教育プログラムの科学的思考と医学知識と問題対応能力の習得につながる。
[物理学実習]
簡単な実験によって
1 自然現象などの法則性を学ぶ
2 身の回りの技術の仕組みを学ぶ
[化学実習]
化学実験を通して集中力や観察力を養い、化学の考え方や思考方法を学ぶ。
化学薬品の正しい扱い方や実験器具の操作を習得し、実験に対する正しい姿勢を身に付ける。さらに実験廃棄物の処理についても学ぶ。
[授業計画
[生物学実習]
1. ガイダンスと光学顕微鏡の操作(到達目標:光学顕微鏡を操作し、生物組織標本を観察できる)
2. 体細胞分裂と減数分裂の観察(到達目標:体細胞分裂・減数分裂の標本を作製し、顕微鏡で染色体を観察できる)
3. 単細胞真核生物の観察(到達目標:細胞の構造を説明できる)
4. ゼブラフィッシュ循環器系の観察と変異体の遺伝子型の決定(形態形成とゲノムの機能を説明できる)
[物理学実習] 
1. テキスト配布・ガイダンスとエクセル実習(5月12日)
2. random walk、磁化
3. 論理回路
4. ボルツマン分布
[化学実習]
1. テキスト配布とガイダンス
2. 中和滴定
3. 糖の実験
4. 化学反応速度の測定
[到達目標]
[生物学実習]
1. 顕微鏡、マイクロピペットをはじめとする実験器具・装置を使用できる。
2. 動物と植物の実験材料を取り扱うことができる。細胞の顕微鏡観察像から細胞周期を説明できる。
3. 単細胞真核生物の分類ができる。生息環境に関して、生態学的に考察できる。
4. 脊椎動物の発生過程を説明できる。ゲノムDNAを取り扱い、目的のゲノム領域を増幅できる。
本実習を通して、医学科教育プログラムの科学的思考と医学知識と問題対応能力が身に付くことができるようになることをと到達目標としている。
[物理学実習]
1統計力学の考え方を身につける(random walk、磁化)。
2現在のコンピュータの原理を学ぶ(論理回路)。
3実習を通してエクセルで数値処理やグラフ描画などを自在にできる展望と自信を得る。
[化学実習]
1. 中和反応を酸・塩基の解離から説明することができる。
2. 糖の性質や構造的特徴や特有な反応を述べることができる。
3. 1次速度反応の測定と解析法を説明することができる。
4. 化学薬品の危険性をを理解し安全な取り扱いを習得し実験廃棄物を処理できる。
5. 実験中は保護メガネを着用し安全を心がけ、手を動かすだけでなく常に思考をする。
6.共同実験の精神を学ぶ。
[評価方法]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 50  %実習観察結果の記録・報告、前提となる知識・原理の理解、考察(レポートでの科学的思考力による問題解決のプロセスを重視する) 
2受講態度 50  %実習の実施、注意力、学生間の協力、リーダーシップ 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. 真下知士、山本卓ら, ゲノム編集, 羊土社, ISBN:978-4-7581-0359,
    (購入する必要はない)

  2. 武田洋幸、相賀裕美子, 発生遺伝学, 東京大学出版会, ISBN:978-4-13-062212-7,
    (購入する必要はない)