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授業科目名 参加体験型の学びの理論と実践
分類・系統社会科学 社会系
時間割番号 CAS029
担当教員名 藤 修
開講学期・曜日・時限 前期・金・III 単位数 2
<対象学生>
全学生対象 人数制限35名
<授業の目的>
 参加体験型の学びを通して、一人一人の学習者が主体的に多様な人々と学び会いながら、協働することの大切さについて理解する。そのための基礎的な理論、企画と運営について「体験‐企画‐運営」の順に実践的に学び、ワークショップなどを実践できるようになる。

※ COC地域志向型共通教育科目対象科目及びCOC+地域教養科目対象科目
<到達目標>  到達目標とは
コミュニケーション能力として
•傾聴力:相手の意見を丁寧に聴き、その意味・意図を自分自身で表現できること。
•表現力:自分の意見を、他者の立場も理解しつつ一定の論理的根拠を伴って、わかりやすく話すことができること。
•討議力:他者の意見を受入れ、振り返りと分ち合いにつながる対話ができること。
問題解決能力として
•企画力:課題の解決に向けた実現可能な計画を具体的に立案できること。
・リーダーシップ:集団のなかでの役割としてのリーダーシップについて説明できること。
<授業の方法>
 ラボラトリー方式の体験学習をベースに、体験‐振り返り‐講義の「体験学習の循環過程」に基づいて授業を展開をしていきます。基本的には、各回のテーマに基づく体験(実習)からスタートします。 授業を通して1枚ポートフォリオによる振り返りを行います。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:中間期 25  %参加体験型の学びの理論の理解と実践のふりかえり 
2小テスト/レポート 15  %各回の体験を通して学んだことや振り返りを言語化(文章化)できるか 
3受講態度 30  %授業への積極的な参加と自己変容のための1枚ポートフォリオの記録内容 
4発表/表現等 30  %自己表現やプレゼンテーション、プログラムデザインなどの発表や作品など 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
 体験型の学びは、「体験だけの学び」で終わることが多いので、体験を通して何を学ぶかという意欲的な取組が大切です。ですから、最初に学びに向かうルール(心構え)からスタートします。その後、参加者相互のアイスブレーキングなどを通して、受講者相互の学びを進めていきます。活動は楽しいですが、奥の深い授業になります。
<テキスト>
  1. 堀 公俊, ワークショップ入門, 日本経済新聞出版社, ISBN:978-4-532-11192-2
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
授業計画の概要(15回):
1.参加体験型の学びとは? ワークショップとアクティブラーニング
2.体験する 体験学習法
3.体験する コミュニケーション実習
4.体験する 環境教育プログラム
5.体験する アドベンチャー教育プログラム
6.体験する グループワークトレーニング
7.参加体験型の学びをデザインするとは? 企画のための技法
8.企画する 発想法とプログラムデザイン
9.企画する プレゼンテーション手法
10.企画する 思考法について考える
11.参加体験型の学びにおけるファシリテーターの役割とは?
12.運営する 問題解決フレームワーク
13.運営する 合意形成と意思決定
14.運営する コーチングの技法
15.総括:「学ぶ」から「教え、伝える」へ
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
高校教員としてのアクティブラーニング(グループワークや参加体験型の学び)の実践研究の経験を活かし、講義内で大学で必要とされるPBLの基礎理論を習得し、実践する。
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《土木環境工学科》
(A) 技術者の責務の自覚
 様々な知識を修得し、技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、および技術者の社会に対する責任を理解して、これを説明することができる。