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授業科目名 日本服飾史
分類・系統人文科学 文化系
時間割番号 CAC015
担当教員名 岡松 恵
開講学期・曜日・時限 後期・火・V 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
服飾文化研究は、衣服を通して人や社会を知ろうとする試みと言える。本授業でも、日本の服飾の歴史を辿りながら、当時の人々の美意識や社会の状況を理解することを目的とする。
<到達目標>  到達目標とは
日本の服飾文化について、概要および重要な基礎的事項を説明することができる。
基本的な資料を、読解・分析することができる。
服飾の成立について、適切に資料を用い、自身の言葉で論評した論理的で学術的なレポートを書くことができる。
<授業の方法>
服飾遺品や文献、絵画などを紹介しつつ、各時代の代表的な服飾や染織について講述する。またDVDなどから、歴史的な服飾の現代的な解釈について、小グループで検討する。資料の講読などについては、事前学習を必要とする。和紙の染色を2回行う。小テストを数回行う。レポートの提出を1回求める。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 70  %基礎的な事項が理解できているか小テストを行う。またレポートは資料を適切に用いていることや、自己の視点に基づいていることを重視する。 
2受講態度 30  %事前学習や授業への取り組み姿勢を併せて評価する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
授業計画の内容は授業の進捗状況に応じて変更する場合がある。
<テキスト>
  1. プリントを配布する。
<参考書>
  1. 授業中に指示する。
<授業計画の概要>
第1回 日本服飾史について、レポートの書き方、衣服のはじまり、資料の価値と見方
第2回 衣服の形 (1)懸衣、寛衣、窄衣
第3回 衣褌と衣裳(1)服制
第4回   〃  (2)現代が描く奈良時代の服飾(小テスト)  
第5回 束帯と袿 (1)平成即位の礼
第6回   〃  (2)国風文化の台頭
第7回   〃  (3)現代が描く平安時代の服飾(小テスト)
第8回   〃  (4)江戸時代における平安
第9回 上下   (1)武家の服飾
第10回  〃   (2)現代が描く戦国の服飾(小テスト)
第11回 小袖   (1)小袖の変遷と風流、南蛮服飾
第12回  〃   (2)現代が描く江戸の服飾
第13回  〃   (3)文芸意匠
第14回 三纈(和紙の染色)   
第15回 和紙の衣(和紙の作品)
*授業内容は状況によって前後することがあります。
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
高等学校での家庭科教育の経験を活かし、日本の伝統的な服飾を現代的で分かりやすい視点から検討する講義や、異文化に属する衣服の着装体験、衣服材料を見直す染色実習などを加えた実践的な授業を行う。
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《土木環境工学科》
(A) 技術者の責務の自覚
 様々な知識を修得し、技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、および技術者の社会に対する責任を理解して、これを説明することができる。