授業科目名
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政治学概論
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時間割番号
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LSS216
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担当教員名
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金 基成
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開講学期・曜日・時限
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前期・火・II
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単位数
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2
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<対象学生>
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地域社会システム学科2年生
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<授業の目的および概要>
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この授業の目的は、政治学の基本的概念と思考法を学ぶことによって、主権者市民として政治現象を客観的かつ批判的に分析する知識と能力を身につけることである。第1回から第10回までの授業では、権力,支配、イデオロギー、政治過程、政治体制、政治変動に関する政治学の諸学説について学ぶ。講義では、それぞれのテーマに関連のある参考文献(文学作品や新書サイズの学術書など)が紹介される。受講生はその中から一つを選び、発表と討論の準備を進める。第11回から第15回までの授業では、受講生一人ひとりによる発表と質疑応答が行われる。このような過程を通じて、学生は主権者市民として必要な知識とコミュニケーション能力を身につけることになる。
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<到達目標>
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・政治学の基本概念、理論、考え方を説明できるようになる。<BR>・主権者市民として、政治現象を客観的かつ批判的に分析することができるようになる。<BR>・要点を的確に把握し、わかりやすく伝えることができるようになる。
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<授業の方法>
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第1回~第10回:講義<BR>第11回~第15回:発表と討論
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<成績評価の方法>
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No | 評価項目 | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 小テスト/レポート | 60 % | 政治学の基本概念および理論を的確に説明できる能力。 | 2 | 発表/表現等 | 40 % | 政治学の知識を政治現象の分析に的確に応用できる思考力および判断力。 |
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<受講に際して・学生へのメッセージ>
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・下記の文献を参考に予習を行ってください。教室での授業は、講師のよる解説および意見交換を中心に進められます。<BR>・複数の課題図書が紹介されます。その中から1冊以上を読んで、各自,発表準備を進めてください。課題図書や発表要領については、教室で改めて説明します。
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<テキスト>
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- 久米郁男 [ほか], 政治学, 有斐閣
- 星野智, 現代政治学の透視図, 世界書院
- 飯島昇蔵, 佐藤正志, 太田義器編著, 現代政治理論, おうふう
- 五十嵐暁郎, 日本政治論, 岩波書店
- 宇野重規, 西洋政治思想史, 有斐閣
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<参考書>
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- 金 基成, 持続可能な発展の政治学(Kindle版), Adagio Non Troppo, ISBN:978-4-9907860-0-7
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<授業計画の概要>
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1.政治とは何か<BR> 政治の定義に関する諸学説<BR>2.権力と支配(1)<BR> 権力、国家に関する諸学説<BR>3.権力と支配(2)<BR> 支配の正当性に関する諸学説<BR>4.政治イデオロギー(1)<BR> 自由主義、保守主義、社会主義の比較<BR>5.政治イデオロギー(2)<BR> イデオロギーと政党政治の変遷<BR>6.政治過程(1)<BR> 政治システムの構造と機能<BR>7.政治過程(2)<BR> 政策決定過程に関する諸学説<BR>8.政治体制(1)<BR> 民主主義政治体制<BR>9.政治体制(2)<BR> 民主主義体制における新しい課題<BR>10.政治変動<BR> 民主主義、社会正義、生態学的持続可能性<BR>11.発表と討論(1)<BR> テーマなどについては第1回目の講義で説明します。<BR>12.発表と討論(2)<BR> テーマなどについては第1回目の講義で説明します。<BR>13.発表と討論(3)<BR> テーマなどについては第1回目の講義で説明します。<BR>14.発表と討論(4)<BR> テーマなどについては第1回目の講義で説明します。<BR>15.発表と討論(5)<BR> テーマなどについては第1回目の講義で説明します。<BR>※以上の講義項目は変更になる場合があります。
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