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授業科目名
担当教官
無機工業化学
古屋 長一
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
275131 2 AA 3 後期 II
[概要]
天然資源の活用の見地から人間活動を支えるエネルギ−資源,非金属資源の現状,それらを利用する工業及び環境関連技術など無機工業化学の関連分野についてその基本プロセス,原理等を講義する。
[具体的な達成目標]
資源の総合的有効利用が一層重要視される現状を踏まえ、
1. ソーダ工業から出発して、無機化学工業がどのように発展してきたか.
2. 人類はどのように天然資源を利用して、如何に生活に有用なものを製造してきたか.
3. 無機化学工業製品はどのような分野で利用されているか.
無機化学反応を利用して様々な化学関連産業を支える資源および素材の製造プロセス等を学び実践的無機化学の基礎を身に付けることを目標とする。
[必要知識・準備]
基礎となる無機化学,分析化学,物理化学さらに化学工学をしっかり勉強すること。また、日常的に化学産業,環境問題などの現状と展望などを雑誌,新聞,テレビなどで情報の獲得に努めること。
[評価基準]
定期試験(70%),出席及びレポ−ト(30%)により総合的に判定する。
[教科書]
  1. 金沢孝文、谷口雅男、鈴木喬、脇原将孝 共著, 無機工業化学−現状と展望, 講談社, ISBN:4-06-153358-4
[参考書]
  1. 無機工業化学概論 改訂版, 培風館, ISBN:4563045365
[講義項目]
1.無機化学工業の概要
   無機化学工業およびその学問分野について解説し、モノ作りの重要性を紹介する。
2.資源論・エネルギー論
  無機化学工業において使用される資源・原料およびエネルギーについて環境問題とを関連づけて概説する。
3.環境論
4.無機工業化学の反応
   無機化学工業で利用されてきた典型的な反応について、その特徴を解説する。
5.海水資源の活用
 ソーダ・塩素系工業― 海水は最も大きな資源であり、その有効利用は無機化学工業にとって重要である。
6.食塩電解工業
7. 水素およびアンモニア系の工業
水素やアンモニアを中核として展開される無機工業製品を紹介する。
8.アンモニア合成プロセス
9.硫黄と硫酸の工業
イオウと硫酸の工業 イオウを含む無機工業製品の製造および用途について解説する。
10.硫酸製造プロセス
11.石灰資源 石灰石を用いた無機化学工業について概説する。
12.リン資源と化学肥料化学肥料について
13.無機ファインケミカルズ
14.水環境工学
15.定期試験
[教育方法]
講義形式で行う.講義の内容をより理解させるために、演習問題を行う.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
(未登録)