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授業科目名
担当教官
安全環境化学
小泉  均
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
275011 2 AA 2 前期 III
[概要]
 化学実験には、化学物質や反応などに基づく潜在的な危険が伴うので、多くの事故が発生している。しかし、不可抗力と言える事故はほとんどなく、知識不足によるものが圧倒的である。事故を防ぐため、また、廃棄物で環境を汚染することに注意が必要である。これに関連して、現在注目されている酸性雨、環境ホルモンなどの環境問題を取り上げ、日常生活における化学物質の安全性及びその評価法を化学の目を通じて問題点を理解する。
[具体的な達成目標]
(1)2年次後期及び3年次に開講される化学系実験を安全に実施するための事柄を理解する。
(2)日常生活や化学実験における化学物質の安全性(毒性)や廃棄処理方法を理解する。
[必要知識・準備]
大学で講義される基礎的な無機化学・有機化学の知識を必要とする。
オフィスアワー:月曜日午後3時~午後4時。
[評価基準]
出席点(20点)
2回のレポート提出点(40点×2、レポートの内容・着目度・学生の意見を考慮)
の計100満点で評価する。
[教科書]
  1. 日本化学会編, 化学実験の安全指針, 丸善, ISBN:4-621-04576-8,
    (物質・生命工学科 学生は教科書に指定)
[参考書]
  1. 三浦敏明・扇谷悟, 暮らしと環境 −食の安全性−, 三共出版, ISBN:4-7827-0352-X
  2. 北野 大・及川紀久雄, 人間・環境・地球 化学物質の安全性, 共立出版, ISBN:4-320-04356-1
[講義項目]
  1.講義内容についての紹介
  2.化学実験における事故事例
  3.安全の基準
  4.実験器具等の操作上の注意
  5.危険な化学物質の分類と取り扱い  
  6.PRTR・MSDS
  7.生体と化学物質 1
  8.生体と化学物質 2
  9.毒性評価法
 10.化学物質の毒性 1
 11.化学物質の毒性 2
 12.食品汚染
 13.食品添加物 
 14.農薬と動物用医薬品
[教育方法]
講義形式:OHPを利用して図や表をわかりやすく解説する。
    :できる限り具体例をあげ、学生がイメージを持つようにする。

ISO関連の講習会が開催された場合に聴講する。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
(未登録)