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授業科目名
担当教官
環境気象学
大石  哲
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
274160 2 CL 4 前期 I
[概要]
気象学とは,大気の状態及びその中に起こる現象に関する学問である.また,大気汚染物質の拡散など人間活動が周辺環境へ及ぼす影響を評価する際にもその知識は必要不可欠であり,河川管理にも気象学の知識は必要とされているため,土木環境工学を学ぶ上での重要な基礎知識の一つと言える.本講義では、対流圏大気の現象の基礎理論について理解し,気象のメカニズムを理解できる力を養うことを目標とする.
[具体的な達成目標]
(1)大気の鉛直構造,大気の熱力学を理解し,大気の安定・不安定の判定ができる.
(2)降水過程・放射過程などの気象学の基礎過程を理解し,実際のデータを用いてその強度などを計算できる.
(3)大気の運動方程式について理解し,地衡風や傾度風などの基本的な風速の計算ができる.
(4)メソスケールの気象について理解し,豪雨発生のメカニズムが説明できる.
[必要知識・準備]
大学1年生までの微分・積分学の意味とその活用方法,質点力学・熱力学・流体力学の基礎に関する知識がないと受講が困難である.
[評価基準]
講義時には,理論について講述するとともに気象資料の図表を提示して,学生が理論を実際の気象現象に応用できることを確認し,それを演習と位置づける.評価は演習50点,期末試験50点で行い,60点以上を合格とする。
[教科書]
  1. 小倉義光, 一般気象学【第2版】, 東京大学出版会, ISBN:4-13-062706-6
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
1.大気の鉛直構造
2.大気の熱力学1
3.大気の熱力学2
4.降水過程1
5.降水過程2
6.大気における放射1
7.大気における放射2
8.大気の運動1
9.大気の運動2
10.メソスケールの気象1
11.メソスケールの気象2
[教育方法]
講義時には,理論について講述するとともに気象資料の図表を提示して,学生が理論を実際の気象現象に応用できることを確認し,それを演習と位置づける.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(E) 学習および問題解決能力
(H) 目標達成能力
(I) 論理的な表現・伝達能力
に該当する.
[その他]
(未登録)