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授業科目名
担当教官
砂防工学
砂田 憲吾
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
274140 2 C 4 前期 II
[概要]
砂防とは、自然現象により発生する有害土砂礫の移動に伴って起こる様々な災害を防止することであり、砂防工学はその災害を防止するための、技術およびその基礎知識を学ぶための経験工学をいう。また、特に砂防に用いる、種々の最善の工法の共通性と法則性を解明することを目標とする。
 
[具体的な達成目標]
(1)土砂災害の諸形態を理解する。
(2)斜面の崩壊、土砂生産の代表的な過程知る。
(3)土砂災害防止のためのさまざまな方法を学ぶ。
(4)斜面の保全のための各種工法を修得する。
(5)河道・渓流管理のための各種工法を修得する。
(4)
[必要知識・準備]
1.土木的技術:河川工学、地形地質学、水理学等。
2.林学的技術:林業学、森林生態学、造林学。
以上について、予め必要知識として理解しておく。
[評価基準]
評価方法:3回程度のレポートと期末試験による。
評価基準:出席を前提として,レポート70%、期末試験30%の重みで評価し、60点以上を合格とする。
[教科書]
  1. 野口陽一、武居有恒、村野義郎、河田五郎、日置象一郎、遠藤隆一、岡崎寿彦、末勝海、村井延雄 共著, 砂防工学, 朝倉書店, ISBN:425447007X
[参考書]
  1. 伏谷伊一, 渓流工学, 地球出版
[講義項目]
  1.総論(砂防と渓流環境の保全の意義を理解する)
  2.水文(1)(森林水文学を中心に学ぶ)
  3.水文(2)(森林水文学を中心に学ぶ)
  4.渓流水理(1)(応用水理学として急傾斜自然河川の流れを学ぶ)
  5.渓流水理(2)(応用水理学として急傾斜自然河川の流れを学ぶ)
  6.土砂の生産・流出(1)(土砂の生産メカニズムと流出を学ぶ)
  7.土砂の生産・流出(2)(土砂の生産メカニズムと流出を学ぶ)
  8.山腹工事(代表的な斜面の安定工法を学ぶ)
  9.渓流工事(代表的な渓流工事を学ぶ)
 10.砂防ダム(砂防ダムの歴史と新しい工法を理解する)
 11.地すべり防止(地すべりの基本的なメカニズムと防止対策を学ぶ)
 12.海岸砂防(海岸での砂防の工法を学ぶ)
 13.雪崩防止(雪崩の基礎的知識と防止の方法を理解する)
 14.新しい砂防(災害防止と環境保全をめざして)
[教育方法]
講義を基本とし,系統的に話題を取り上げていく。機会があれば,現地の視察も行う。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
学科の学習・教育目標との対応: (G)社会基盤整備において、地域社会・自然との調和、コスト・資源の最適な運用、品質の保証など様々な要求に応えることのできる計画を立案・管理・実行する能力を身に付ける。(計画立案・管理・実行能力)
[その他]
(未登録)