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授業科目名
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担当教官
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構造設計演習
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杉山 俊幸/斉藤 成彦
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時間割番号
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単位数
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コース
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履修年次
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期別
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曜日
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時限
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274040 | 1 | CL | 4 | 前期 | 水 | I |
[概要] | ||||||
本講義では、合成構造の代表例である合成桁橋と、鉄筋コンクリート構造物の設計の概念ならびに設計手順について学習する。 合成桁橋の設計では、建設材料学および演習、構造設計論等で学習した事柄を基礎として、道路橋示方書に基づき、鋼製主桁の設計を行うとともに、設計上の規定に関する概念について学習する。 鉄筋コンクリート構造物の設計では、コンクリート構造学第一、第二で学習した事柄を基礎として、土木学会コンクリート標準示方書に基づき、簡単なはりの設計を行うとともに、設計上の規定に関する概念について学習する。 |
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[具体的な達成目標] | ||||||
<合成桁橋の設計> ・合成桁橋の鋼製主桁の設計の概念について理解できる。 ・合成桁橋の鋼製主桁の設計の手順が理解できる。 <鉄筋コンクリート構造物の設計> ・鉄筋コンクリート部材の設計の概念について理解できる。 ・鉄筋コンクリートはりの設計の手順が理解できる。 |
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[必要知識・準備] | ||||||
構造設計論、鋼構造学、複合構造学で学習した知識、および、コンクリート構造学第一、第二で学習した知識を必要とする。 設計法そのものは技術の進歩とともに変わるものであり、設計の中の規定等を暗記してもあまり意味がない。重要なことは、何故そのような規定が用いられるかという背景・概念を知ることである。決まり事をするだけならコンピュータで十分であり、設計者がどのように関わっていくかということを考える姿勢が必要である。 |
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[評価基準] | ||||||
<評価方法> 出席ならびに設計書に基づき評価を行う。 合成桁橋の設計に関しては、受講者毎にスパン長と主桁本数等が異なる単純支持活荷重合成桁橋の課題を課し、その設計書について評価を行う。 鉄筋コンクリート構造物の設計に対しては、受講者毎にスパン長さ、使用材料の特性が異なる鉄筋コンクリートT型はりの課題を課し、その設計書について評価を行う。 中間テスト・期末テストは行わない。 <評価基準>合成桁橋の設計書40%,鉄筋コンクリートT型はりの設計書40%、出席点20%の重みで評価し、その合計が60点以上を合格とする。 |
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[教科書] | ||||||
(未登録) | ||||||
[参考書] | ||||||
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[講義項目] | ||||||
1.合成桁橋の分類と特徴、各部の構造と役割 2.設計上の留意事項 3.主桁に作用する荷重(慣用計算法) 4.コンクリートの乾燥収縮・クリープの影響、温度変化の影響の考慮 5.降伏に対する安全度の照査、たわみの照査 6.鋼製主桁の設計計算事例 7.鋼製主桁の設計計算事例 ここまでで、合成桁橋の鋼製主桁を道路橋示方書に基づいて設計できるようにする 8.鉄筋コンクリート構造物に対する限界状態設計法 9.荷重ならびに材料強度の特性値と安全係数 10.T型はりの設計の一般的事項 11.一般構造細目 12.鉄筋の定着・曲げ形状 13.終局限界状態に対する検討 14.使用限界状態に対する検討 15.疲労限界状態に対する検討 ここまでで、鉄筋コンクリートT型はりをコンクリート標準示方書に基づいて設計できるようにする |
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[教育方法] | ||||||
<合成桁橋の設計> ・道路橋示方書から抜粋した設計規定を教授し、その概要・手順等を理解させる。 ・実際に鋼製主桁の設計を行い、構造物の設計の手順を体験させる。 <鉄筋コンクリート構造物の設計> ・土木学会コンクリート標準示方書等を閲覧し、示方書・指針類の概要を理解させる。 ・実際に、はりの設計を行い、構造物の設計の手順を体験させる。 |
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[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応] | ||||||
教育目標(E):専門基礎に関する演習科目において、自発的・継続的に学習する能力を身に付け るとともに、社会的要請や社会環境の変化に柔軟に対応し問題を解決する能力を獲 得する。(学習および問題解決能力) | ||||||
[その他] | ||||||
(未登録) |