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授業科目名
担当教官
画像情報処理及び実習
坂井 一雄
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
273755 2 G 3 後期 IV
[概要]
画像情報処理は今日、産業のほとんどの分野で必要な技術・工学の一つである。この講義では画像の入出力から、さまざまな変換処理、特徴抽出、画像分割、そして画像認識まで、画像処理の基本的技術及びその背景にある理論を学ぶ。また、実際に画像処理アルゴリズムを実装し理解を深める。また、毎回の講義の冒頭で前回の講義に関連した小テストを実施する。Gコースのカリキュラム

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[具体的な達成目標]
基本的な画像処理アルゴリズムを理解し、かつ実装できるスキルの獲得を目指す。
[必要知識・準備]
情報理論、信号処理を先修しておくことが望ましい。また基礎代数や基礎解析などの数学的知識を使用する。さらにC言語のプログラミングをマスターしていることを要する。
[評価基準]
小テスト、レポート、中間試験、期末試験を総合して評価する。
[教科書]
  1. 安居院猛、長尾智晴, 画像の処理と認識, 昭晃堂, ISBN:4-7856-9043-7
[参考書]
  1. C言語による画像処理入門, 昭晃堂, ISBN:4785631244
  2. コンピュータ画像処理, オーム社, ISBN:4274132641
[講義項目]
1.画像の入出力1:ディジタル画像について
2.画像の入出力2:補正、諧調変換、ヒストグラム平坦化、色変換
3.画像のフィルタリング1:平滑化フィルタ
4.画像のフィルタリング2:差分フィルタ
5.2値画像処理1:輪郭線追跡、2値画像抽出
6.2値画像処理2:ラベリング、細線化
7.中間試験
8.画像の直交変換1:フーリエ変換
9.画像の圧縮
10.カラー画像処理
11.特徴空間とクラスタリング1:特徴空間
12.特徴空間とクラスタリング2:クラスタリング
13.画像の領域分割1:現画像上でのクラスタリング
14.画像の領域分割2:特徴空間でのクラスタリング
15.期末試験
[教育方法]
講義においてはアルゴリズムを理解させることを主にし、板書を使用するので、ノートを取ることを求める。 アルゴリズムの例をデモするとともに、いくつかのアルゴリズムの実装をレポートして課し、その面白さを体験してもらう。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
1)情報処理技術者としての基礎的素養及び基礎的スキル:ディジタル画像とは何かを理解する
2)マルチメディアコンテンツを開発処理する基礎的技術:画像コンテンツの変換処理と応用について理解する
3)人間の知性・感性を知り応用するための知性・感性情報工学における基礎的技術:画像認識の方法について理解する
[その他]
(未登録)