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授業科目名
担当教官
ソフトウェア開発実習
新藤 久和/鈴木 智博
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
273302 1 F 3 後期 IV
[概要]
この実習の目的は,7名程度のグループを編成して具体的なソフトウェアを開発することにより,ソフトウェア開発に必要となる知識や技術および開発プロジェクトの管理などについて実践的に学ぶことにある.また,最終回には開発したソフトウェアの発表会を開催する.
この実習は,「ソフトウェア開発方法論」と連携しながら進めるので可能な限り講義と実習の両方を履修されたい.
[具体的な達成目標]
(1) ソフトウェア開発の上流工程の重要性を理解する.
(2) 十分なコミュニケーション能力を持つ.
(3) 与えられた役割を積極的に果たすことができる.
(4) プロジェクトの管理ができる.
[必要知識・準備]
本実習では,最終的に成果物としてのソフトウェアを開発するため,プログラミングやネットワークおよびデータベースの基礎知識をはじめシステム構築に関する幅広い知識が求められる.したがって,学部科目「情報処理及び実習」,「プログラミング入門」,「同演習」,「アルゴリズムとデータ構造I」,「同演習」,「アルゴリズムとデータ構造II」,「同演習」,「ソフトウェア工学」,「同演習」,「データベース」,「同演習」を予め履修していることが望ましい.
[評価基準]
評価は,講義の進行に合わせて出題するレポート課題の成績とソフトウェア開発実習の成績を総合して行う.
『可』レベルは,開発プロジェクトが成功するよう積極的に協力していること.
『良』レベルは,開発プロジェクトの中で主導的な役割を果たしていること.
『優』レベルは,プロジェクトマネジメントの面からも中心的役割を担ってプロジェクトを主導できること.
[教科書]
  1. 特に使用しないが,実習資料を配布する
[参考書]
  1. Mint (経営情報研究会), 図解でわかる ソフトウェア開発のすべて, 日本実業出版社, ISBN:4-534-03109-2
  2. ケント・ベック, XP エクストリーム・プログラミング入門, ピアソン・エデュケーション, ISBN:4-89471-275-X
  3. B. Kernighan, R. Pike, 福崎俊博 訳, プログラミング作法, ASCII, ISBN:4-7561-3649-4
  4. 林晴比古, C/C++ によるプログラミングスタイルブック, ソフトバンクパブリッシング, ISBN:4-7973-1183-5
[講義項目]
  1.オリエンテーション.グループの編成とリーダ,サブリーダの選出
  2.開発テーマの決定
  3.開発するソフトウェアに対する要求の抽出と分析
  4.要求定義と要求仕様化
  5.実現可能性の検討と具体化および技術的課題の明確化
  6.ソフトウェア構造設計・機能設計
  7.プログラム設計と分担決定
  8.コーディングと単体テスト
  9.コーディングと単体テスト
 10.コーディングと単体テスト,受け入れテスト
 11.総合テストとデバッグ
 12.仕様書,発表会資料作成
 13.発表会資料作成
 14.成果発表会
[教育方法]
・7名程度のグループを編成し,各グループでリーダを決定する.
・開発するソフトウェアの概要をグループで検討する.
・ソフトウェア開発を成果発表会を納期としたプロジェクトとして捉え,開発計画を立てる.
・実際にグループでソフトウェアを開発する.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
教育目標(B)情報の表現手法と処理手法の知識と技術,(C)問題をモデル化し,問題解決する知識と技術,(D)ソフトウェアの道具や手法を習得し,問題を解決する知識と技術,(E)ソフトウェアライフサイクル全体に渡り協調してソフトウェア製品を設計・開発・保守する知識と技術について,これらの学習内容をほぼ直接的に包含する内容である.
[その他]
平成17年度からコンピュータ・メディア工学科計算機室がリプレースされ,ここで新しい計算機環境を用いてプログラム開発を行う.