山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名
担当教官
マルチメディア工学
広嶋 綱紀/森  英雄/[S教育委員]
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
272012 2 S 3 後期 II
[概要]
TVやオーディオ、ロボット等等のマルチメディア機器は、画像や音声情報をデジタルで処理する。音声と画像の性質を心理学的に理解し、データ圧縮の技術を学ぶ。次ぎに技術を実現するハードウエアについて学ぶ。
[具体的な達成目標]
1)デジタル処理から見た人間の視覚と聴覚の特性の理解
2)静止画像圧縮の理解
3)動画像圧縮の理解
4)ディスプレイの理解
5)画像描画と画像認識の理解
[必要知識・準備]
フーリエ級数、フーリエ変換、デジタル回路、計算機アーキクチャなど
[評価基準]
特に興味あるマルチメディア関連テーマについて、30分間のプレゼンテーションをする学生を募集する。内容について事前に担当教官が審査し良ければ発表を許可し、定期試験を免除する。それ以外の学生については定期試験で評価する。また、毎授業の終わりで講義の要点を出席カードに書かせ理解の程度を評価する。授業には特別な理由がない限り8割以上出席しなければならない。
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. 大島篤著, 続・みてわかる解体新書、見てわかる解体新書 Vol.4, ソフトバンクパブリシング(株), ISBN:4797305231
  2. 新田恒治、長澤雅浩監修, マルチメディア技術のはなし, 工業調査会, ISBN:4769350937
[講義項目]
 1.マルチメディア技術の概略
 2.色彩工学:グラスマンの法則、明度/色相/彩度、スペクトル/RGB表色系/XYZ表色系/マンセル表色系
 3.静止画像圧縮(1): DCT変換、量子化
 4.静止画像圧縮(2): エントロピー符号化、JPEG
 5.動画像圧縮: フレーム間予測、動き補償、MPEG、デジタルTV
 6.音声の知覚:声道モデル、ピッチ周波数、フォルマント周波数、フォルマントの移行、音素/音声/単語
 7.オーディオ圧縮:サブバンドフィルター、スケールファクタ、聴覚心理モデル/絶対可聴閾値/マスキング効果
 8.コンピュータグラフィクス:モデリング、投影変換、レンダリング、ディスプレイ処理
 9.液晶ディスプレイ(1):フラットパネルディスプレイ(FPD)、液晶の性質、光学異方性と表示原理・方式
10.液晶ディスプレイ(2):LCDの光学応答と駆動、スタティック、パッシブマトリクス・アクティブマトリックス駆動
11.CDとDVD:様々な光記録方式
12.ロボットの視覚行動戦略:データ駆動型分析/文脈依存型分析、黒板モデル、下等動物の戦略
13.自律移動ロボット:サインパターンと定型行動、地図情報のティーチング、障害物回避と交通規則
[教育方法]
プリントとパワーポイントによる講義
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
(未登録)