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授業科目名
担当教官
電気化学
内田 裕之
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
265261 2 AA 3 前期 I
[概要]
 電気化学は、電池や電気分解のように、化学的現象のうちとくに電気と深い関係を持つ分野が対象である。電池は化学エネルギーを電気エネルギーに直接かつ高効率に変換する。小型電池は携帯電話、ノートパソコン、ビデオカメラ、電卓、ウォークマンなどに、鉛蓄電池は車やバイクにと、我々の日常生活に必要不可欠である。低公害ハイブリッド車にはニッケル−水素蓄電池が搭載されている。また、高効率でクリーンな新しい発電システムとしての燃料電池も活発に研究されている。
 この講義では電気化学に関する理論と主として電池分野の応用について述べる。また、資源の浪費につながる腐食も電池作用の一種であるので、腐食機構と防食法についても説明する。
[具体的な達成目標]
(未登録)
[必要知識・準備]
物理化学IIIを履修していること。
[評価基準]
評価基準は 学習態度 10 %, 小テスト 10 %, 定期試験 80 % である。
[教科書]
  1. 松田好晴,岩倉千秋, 電気化学概論, 丸善, ISBN:4621039962
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
1.化学電池とは? 起電力と電極電位の概念
2.電池と電気分解の電極反応
3.電極反応が起こる場所−電気二重層
4.電極反応におけるエネルギーロスとその低減法(電極反応速度論)
5.電極電位と電流の関係
6.実用電池の基礎(容量、エネルギー密度、変換効率)
7.実用一次電池
8.実用二次電池(蓄電池)
9.蓄電池の上手な充電法 
10.究極のクリーン発電−燃料電池
11.ミクロな電池で金属がさびる(腐食の機構)
12.防食法
13.無限の太陽エネルギーによる発電と化学物質生産
14.まとめと総括質問
[教育方法]
(未登録)
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
(未登録)