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授業科目名
担当教官
物理化学第一
古屋 長一
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
265021 2 AA 2 前期 II
[概要]
物理化学は、化学を学ぶ者にとって必須な科目です。本講義は、その物理化学の中から物質の取り得る3つの形態,すなわち気体、液体および固体の構造や性質、さらにその 状態変化や相平衡などを理解することが目的です。 
[具体的な達成目標]
1 純物質ならびに混合物の相平衡に関する基本用語・概念を理解し、説明できる
2 純物質ならびに混合物の相平衡に関する基本式を誘導し、説明できる
3 いろいろな相図について説明でき、解釈できる
4 希薄溶液の束一的性質(沸点上昇,凝固点降下,浸透圧)を計算できる
[必要知識・準備]
物理学、化学、熱力学の基礎的な知識を身につけていることが望ましい。しかし、必要に応じて、講義の中で、これらの復習を行いながら授業を進める予定である。予習と復習を忘れず、楽しく学ぶこと。
[評価基準]
定期試験成績に出席状況を考慮して総合的に評価する。評価基準は、期末試験75%、レポート10%、受講態度15%とする。(出席が2/3に満たない者は不合格)
[教科書]
  1. Barrow,Gordon M.【著】・大門 寛・堂免 一成【訳】, バーロー「物理化学」第6版(上), 東京化学同人, ISBN:4-8079-0503-3
[参考書]
  1. P. W. Atkins (千原・中村訳), アトキンス、物理化学(上)第6版, 東京化学同人, ISBN:4-8079-0371-3
[講義項目]
1.相、成分および自由度の数
相平衡に関する基本用語・概念を理解する。
2.相律.
相平衡の基本概念を理解する。
3.蒸気圧-組成図
純物質の相図を理解する。実在溶液の相図を理解する。
4.沸点−組成図と蒸留
理想溶液におけるRaoultの法則およびHenryの法則を理解する。
二相共存圧力の温度依存性を計算できる。
5.混じり合わない液体
相の安定性の温度依存性と圧力依存性を理解する。
6.固-液系
固-液系における相の温度依存性と圧力依存性を理解する。
7.固体化合物の生成
固-液系における固体化合物の生成と相図の関係を理解する。
8.三成分の固−液系
三成分系における相の温度依存性を理解する。
9.液体の表面
気液表面張力と毛管作用について理解する。
10.表面張力と蒸気圧
表面張力と蒸気圧について理解する。
11.吸着
固体への気体の吸着現象を理解する。
12.部分モル量
部分モル量,混合量,過剰量について理解する。
13.束一的性質(蒸気圧降下、沸点上昇)
14.束一的性質(凝固点降下、浸透圧)
希薄溶液の束一的性質(沸点上昇,凝固点降下,浸透圧)を計算できる。
15.定期試験
[教育方法]
講義形式で行う.講義の内容をより理解させるために、演習問題を行う.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
(未登録)