授業科目名				担当教官
環境調査分析学				西田　　継
時間割番号	単位数	コース	履修年次	期別	曜日	時限
264461	2	(未登録)	2	後期	火	IV
［概要］
環境汚染機構の解明や、環境保全のための計画・対策を立てるためには、発生源、汚染現象、環境影響の程度を正確に把握する必要がある。このためには計画的かつ適切な調査(モニタリング)を実施し、その結果に対して適切な解析(影響評価)を行う必要がある。この講義では、環境の現況を把握し、影響の発生機構の解明と環境保全に必要な調査・分析法、現象の解析法を学ぶ．さらに，環境アセスメントと法律の関係について説明できることを目標とする．
［具体的な達成目標］
1.大気、水、土壌などの環境汚染の事例に対して、評価指標と基準値の設定の関係を説明できる。 2.環境影響の程度や発生源、発生機構を知るための調査・分析法、解析法を理解している。 3.環境アセスメントの意義と概要を理解し、法律との関係を説明できる．
［必要知識・準備］
環境科学における基礎から応用への入門編と位置づけられる。本科目と共に、環境化学・生物学及び演習、環境生態学を履修することが望ましい。
［評価基準］
レポート提出と期末試験により評価する。配分はレポート30％、期末試験70％とし、合計点数が60点以上を合格とする。
［教科書］
多岐に渡る総合学習となるため、特に指定しない。講義内容は主として下記の参考書に基づいている。必要に応じて資料を指示、あるいは、配布する。
［参考書］
小倉紀雄、半谷高久, 水質調査法, 丸善, ISBN:4-621-04022-7 日本分析化学会北海道支部編, 水の分析, 化学同人, ISBN:4-7598-0252-5 田中稔、船造浩一、庄野利之, 環境化学概論, 丸善, ISBN:4-621-04426-5 （社）環境情報科学センター, 図説　環境科学, 朝倉書店, ISBN:4-254-16027-5 原科幸彦, 環境アセスメント, （財）放送大学教育振興会, ISBN:4-595-84238-4
［講義項目］
1.環境調査とは 2.環境調査計画 3.生態調査の実際 4.大気調査の実際 5-6.水質調査の実際 7-8.環境分析の基礎 9.騒音調査の実際 10.環境アセスメントの背景 11.アセスメントとは何か 12.日本の制度と事例 13.欧米の制度と事例 14.リスクアセスメント
［教育方法］
理解を助けるため、手法や事例の解説には記録映像を用いる。
［JABEEプログラムの学習・教育目標との対応］
(C)社会基盤の設計・施工や環境保全技術を習得するための基盤として、構造力学、土木材料学、地盤工学、計画学、水理学及び環境工学などの専門基礎学力を身に付ける。（専門基礎学力）
［その他］
(未登録)