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授業科目名
担当教官
環境化学・生物学及び演習
西田  継/河野 哲郎
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
264431 B 4 C2 2 前期 月/木 IV/IV
[概要]
化学および生物学を基礎として生物環境、水環境、大気環境、土壌・地質環境、地球環境を科学的に取り扱うための基本事項を学ぶ。
[具体的な達成目標]
1.環境科学における専門用語を理解できる。
2.生態系の機能と構造に基づいて、エネルギーの流れと物質循環の原理を説明できる。
3.水環境の基礎反応、水質指標項目、水質汚濁と水質保全の基本事項が説明できる。
4.大気質の発生、分布、変動の仕組みを説明できる。
5.土壌・地質構造の概要を理解できる。地球環境問題の基本的背景と環境要素間のつながりを理解できる。
[必要知識・準備]
2年次の後期以降の環境に関わる全ての講義及び実習の基礎となる。また、本講義は基礎化学I、II、基礎生物学で学んだことを基礎としている。学習に当たっては、講義で扱う範囲は必ずしも教科書内におさまらないことがあり、各自、配布資料及び参考書等での学習が必要となる。
[評価基準]
評価方法:環境化学と環境生物学の両分野の平均が60点以上を合格とする。不合格者は、60点未満の分野についてのみ再試験を受ける。配分は、中間試験50%、期末試験50%とする。
[教科書]
  1. 小倉紀雄,一国雅巳, 環境化学, 裳華房, ISBN:4-7853-3209-3
[参考書]
  1. J.アンドリュースほか, 地球環境化学入門, シュプリンガー・フェアラーク東京, ISBN:4-431-70733-6
  2. 宗宮、津野, 環境水質学, コロナ社, ISBN:4-339-05209-4,
    (同一著者による「水環境基礎科学、コロナ社」は上記の基礎編。)

  3. 松原聰, 環境生物科学, 裳華房, ISBN:4785350334,
    ( 「環境科学要論(世良著、東京化学同人)」、「やさしい環境科学(保田著、化学同人)」などの類似書あり。)

  4. 茅陽一監修・石谷久編集, 環境ハンドブック, 社団法人 産業環境管理協会, ISBN:4-914953-74-9
  5. 田辺和桁, 生物と環境−生物と水土のシステム−, 東京教学社, ISBN:4-8082-4007-6,
    (環境生態学での教科書。)
[講義項目]
序論(各教員)(1回)
環境生物学分野(河野担当)(14回)
1.生物圏(6回)
2.中間試験
3.水の環境(6回)
4.最終試験
環境化学分野(西田担当)(14回)
1.大気圏(4回)
2.環境における化学反応(4回)
3.中間試験
4. 地圏(2回)
5.地球環境問題(2回)
6.最終試験
[教育方法]
学習に当たっては、講義で扱う範囲は必ずしも教科書内におさまらないことがあり、配布資料及び指示した参考書等での学習を必要とする。また、適宜、演習問題、レポート、小テストを課して、理解を深める。なお、講義は、C1、C2の両クラスで週に2コマある講義を両教員が乗り入れ、講義項目に示した事項で、生物学分野は河野、化学分野は西田がそれぞれ担当する。なお、参考書等はC2クラスの方も参照すること。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(C)社会基盤の設計・施工や環境保全技術を習得するための基盤として、構造力学、土木材料学、地盤工学、計画学、水理学及び環境工学などの専門基礎学力を身に付ける。(専門基礎学力)
(E)専門基礎に関する演習科目において、自発的・継続的に学習する能力を身に付けるとともに、社会的要請や社会環境の変化に柔軟に対応し問題を解決する能力を獲得する。(学習および問題解決能力)
[その他]
(未登録)