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授業科目名
担当教官
環境化学
西田  継
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
264430 2 L 2 後期 II
[概要]
 代表的な環境構成要素とその化学特性について連想的に知識を深めるとともに、環境中の現象を解釈するために最低限必要な化学理論を学ぶ。これらは、環境に対する断片的で漠然としたイメージ、単なるキーワードや式や数値の暗記という壁を乗り越えるため、そして、汚濁発生源や汚染現象の解明、環境影響の評価、環境保全対策の確立という専門業務にとって欠くことのできない基礎となる。
<学科の学習・教育目標との対応:専門基礎学力の付与>
[具体的な達成目標]
1.環境科学における専門用語を理解できる。
2.水環境の基礎反応、水質指標項目、水質汚濁と水質保全の基本事項が説明できる。
3.大気質の発生、分布、変動の仕組みを説明できる。
4.土壌・地質構造の概要を理解できる。地球環境問題の基本的背景と環境要素間のつながりを理解できる。
[必要知識・準備]
環境生態学、基礎物理化学、基礎無機化学、基礎有機化学で扱った内容について、講義開始前に整理、復習しておくこと。
[評価基準]
レポート40%、定期試験60%で最終評価する。合計60点以上が合格。
[教科書]
  1.  特に指定しない。必要に応じて資料を配布。
[参考書]
  1. 小倉紀雄、半谷高久, 水質調査法, 丸善, ISBN:4621040227
  2. 日本分析化学会北海道支部編, 水の分析, 化学同人, ISBN:4759802525
  3. J.アンドリュース, 地球環境化学入門, シュプリンガー・フェアラーク東京, ISBN:4431707336
  4. C.Baird, Environmental Chemistry, FREEMAN, ISBN:1566700884
  5. 武田育郎, 水と水質環境の基礎知識, オーム社, ISBN:4274024628
[講義項目]
1.環境化学とは
2-3.オゾン層と光化学反応
4-5.一次・二次汚染物質の大気化学
6.水の特性
7-8.酸性雨と気液平衡、酸塩基反応
9.環境中の酸化・還元反応
10.環境水の水質形成と汚染現象
11-12.土壌と地質の構成・地下水汚染
13.地球環境問題
14.微量有害物質の消長とリスク
これらの現象を定義し、説明できること、簡単な演算により裏付けられることを目標とする。
[教育方法]
特に化学反応の理解を確実にするために、その都度演習を行う。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(C)社会基盤の設計・施工や環境保全技術を習得するための基盤として、構造力学、土木材料学、地盤工学、計画学、水理学及び環境工学などの専門基礎学力を身に付ける。(専門基礎学力)
(E)専門基礎に関する演習科目において、自発的・継続的に学習する能力を身に付けるとともに、社会的要請や社会環境の変化に柔軟に対応し問題を解決する能力を獲得する。(学習および問題解決能力)
[その他]
(未登録)