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授業科目名
担当教官
構造解析学
吉田 純司
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
264180 2 C 3 前期 I
[概要]
 構造力学の知識は,橋を代表例とする種々の土木構造物を設計する場合に必要不可欠な知識である.
 本講義では,構造力学及び演習第一A,構造力学及び演習第二で学んだ構造力学の基礎知識を活用し,前半では仮想仕事の原理を基にした単位荷重の定理を中心として学習する.後半では,力のつり合いだけからは反力を定めることができない不静定構造の解法を理解し,独力で解ける力を見に付けることを目標とする.
[具体的な達成目標]
1.本講義では,1~6回において,仮想仕事の原理を始めとする基礎事項を学習し,特に単位荷重の定理を用いて,梁構造の任意点におけるたわみの計算ができる.
2.後半(7~12回)においては,1次および2次の不静定梁およびトラス構造を対象とし,応力法により,不静定構造物の断面力,たわみ,たわみ角を求められる.
 
[必要知識・準備]
応用物理学I,構造力学及び演習第一A,構造力学及び演習第二で学習した知識を必要とする.本授業は,学部4年間における構造力学に関連した最後の講義であり,本講義で学習する内容までが一般に就職試験等で出題される可能性を有している.そのため,特に土木あるいは建築分野において将来技術者および公務員等を希望している学生は,履修することが望ましい.
[評価基準]
<評価方法>
 出席,レポートおよび定期試験の合計により評価を行なう.
<評価基準>
出席(10点程度),中間試験(50点),期末試験(50点),レポート2回(各5点程度)の合計において,60点以上のものを合格とする.
[教科書]
  1.  特に指定はしない。
[参考書]
  1. 青木 徹彦, 構造力学 土木系大学講義シリーズ 5, コロナ社, ISBN:433905044X,
    ( 特に指定はしない。)
[講義項目]
 前半では,仮想仕事の原理とそれを応用した単位荷重の定理を中心に静定構造を対象とした基礎理論および具体的な解法について学習する.後半では,前半の学習内容を不静定構造に応用し,応力法を用いた1次以上の不静定構造の解法について学習する.具体的な内容は以下のとおりである.
  1.重ね合わせの原理
  2.外力とひずエネルギーについて
  3.仮想仕事の原理
  4.単位荷重の定理
  5.単位荷重の定理の演習1
  6.単位荷重の定理の演習2
  7.カスチリアノの定理
  8.不静定力法
  9.不静定梁
 10.不静定トラス
 11.不静定構造の演習1
 12.不静定構造の演習2
[教育方法]
 講義に合わせ,関連する例題および演習を平行して進めていく.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(C)社会基盤の設計・施工や環境保全技術を習得するための基盤として、構造力学、土木材料学、地盤工学、計画学、水理学及び環境工学などの専門基礎学力を身に付ける。(専門基礎学力)
(E)専門基礎に関する演習科目において、自発的・継続的に学習する能力を身に付けるとともに、社会的要請や社会環境の変化に柔軟に対応し問題を解決する能力を獲得する。(学習および問題解決能力)
[その他]
特になし