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授業科目名
担当教官
測量学第一
花岡 利幸
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
264020 B 2 C2 1 前期 II
[概要]
測量は土木工事や都市計画事業、環境整備事業などの調査・計画・設計・施工および検査の基となる作業であり、その成果は測量図である。したがって、土木環境技術者は測量に関する理論についての正しい知識と技術を持つことが必要である。測量とは距離の測定、角度の測定とその組み合わせによって、今、立っている地球表面上の特定位置を定めることである。この時、距離や角の測定は人為的な行為であるから、測量では必ず誤差が伴う。それゆえ、誤差の処理技術が最も重要である。測量第一においては、距離測量、角測量の基本を学び、誤差の処理法について勉強する。これらの知識を踏まえて、基本測量の一つであるトラバース測量を勉強する。
[具体的な達成目標]
【科目全体の目標】
本講義では,測量に関する理論についての正しい知識と技術を理解し、今、立っている地球表面上の特定位置を定めることが出来ることを目標とする.
【個別目標】
 測量に関する基本的な専門用語の意味を理解できる.
 誤差の処理技術を理解し、処理できる。
 距離測量、角測量の基本を理解し、誤差の処理が出来る。
 基本測量の一つであるトラバース測量を理解し、測量出来る。
[必要知識・準備]
確率・統計の知識と深い関係にある。統計学基礎、応用統計学と関連づけながら学ぶと効率的な勉強が出来る。
[評価基準]
筆記試験による評価を行う。受験資格は校則による。中間試験、期末試験の2回の結果により成績評価を行う。評価は,中間試験50%,期末試験50%で行い,このうち全体の6割以上の得点を取れた者を合格とする.
[教科書]
  1. 測量(1)新訂版 , コロナ社, ISBN:4-339-05136-5,
    ((2600円))
[参考書]
  1. (新版)測量学(上), コロナ社, ISBN:4339050075
[講義項目]
  1.測量学とはどういうものか:勉強法、目標、測量学の特徴
  2.測量の原点他
  3.測量の計画、測量と誤差、誤差処理の概要
  4.有効数字と精度
  5.距離測量
  6.誤差の処理、誤差伝播の法則
  7.不定誤差の処理、最小自乗の原理
  8.最確値と確率誤差
  9.中間試験
 10.角測量、トランシット
 11.トラバース測量、外業と内業
 12.緯距、経距、閉合誤差、閉合比、誤差の調整
 13.平板測量
 14.平板測量
 15.期末試験
[教育方法]
数値の取り扱い方を授業の基本方針とし、数値による現象記述によるコミュニケーションに関し常に注意を促す。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(C)専門基礎学力の付与
(E)学習および問題解決能力
[その他]
(未登録)