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授業科目名
担当教官
ソフトウェア工学
郷 健太郎
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
263810 2 G 3 後期 IV
[概要]
本講義では,ソフトウェアの開発・運用・保守について分析・論証できるように,その基礎となる概念や素養を習得する.まず,ソフトウェアのおかれている歴史的動向を把握する.次に,ソフトウェアのライフサイクルを理解し,それを構成する各フェーズの作業内容や留意事項について学ぶ.また各フェーズにおける問題点を分析し,その問題点を解決するためのアプローチを学習する.さらに,ソフトウェアの新しいパラダイムを学ぶ.全体として,質の高いソフトウェアを効率よく開発・運用・保守するための様々な手法や方法論を理解することを目的とする.
カリキュラム中での位置付け:Gコースのカリキュラム
[具体的な達成目標]
ソフトウェアの開発・運用・保守に関する下記の項目について,代表的なキーワードとその特徴を理解し,例を挙げて説明できることを目標とする.
(1) ソフトウェアに関する歴史的動向
(2) ソフトウェアの開発プロセスの概念と各フェーズでの作業
(3) ソフトウェアに関する新しいパラダイム
[必要知識・準備]
先行科目
情報処理及び実習
プログラミングI
プログラミングI演習
プログラミングII
プログラミングII演習
言語とオートマトン
アルゴリズムとデータ構造
数値計算演習
[評価基準]
中間試験(40点),期末試験(50点),講義中の小テスト(10点).
ソフトウェア工学全般と代表的なキーワードの理解の程度を評価する.
60点以上を合格とする.
[教科書]
  1. 中所武司, ソフトウェア工学 −オープンシステムとパラダイムシフト−, 朝倉書店, ISBN:4-254-12712-X
[参考書]
  1. 河村一樹, 改訂新版 ソフトウェア工学入門, 近代科学社, ISBN:4-7649-0307-5
  2. 大西淳, 郷健太郎, 要求工学, 共立出版, ISBN:4-320-02782-5
[講義項目]
下記の順番で講義を実施する.第1回目と中間試験を除き,毎回小テストを実施する.
(1) ガイダンス,情報社会の光と影
(2) ソフトウェア危機の歴史,危機回避のシナリオ
(3) ソフトウェア開発モデル,開発の流れ
(4) 要求分析
(5) ソフトウェア設計,システム設計
(6) オブジェクト指向分析・設計
(7) UML
(8) 中間試験
(9) プログラミング,システムの実現
(10) 単体テスト,結合テスト
(11) システムテスト,ソフトウェア検査
(12) 品質保証
(13) ソフトウェア開発環境,オブジェクト指向応用
(14) 最近の話題
(15) 期末試験
[教育方法]
・毎回講義中に簡単な演習問題を解かせ,講義内容の理解が深まるように心がけている.
・講義ではプロジェクタを使い,説明している.また,講義中用いるスライドをWebページで配布し,講義を聴くことに集中できるようにしている.
・実際のソフトウェア開発業務での話題を取り入れ、卒業後の仕事との関連を強く意識させるようにしている.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
教育目標(A)に対し質の高いソフトウェアを効率よく開発・運用・保守するための様々な手法や方法論を理解する.
教育目標(E)に対しソフトウェアのおかれている歴史的動向を把握する.代表的な要求獲得,分析手法を学ぶ.
教育目標(F)に対しソフトウェアのライフサイクルを理解し,それを構成する各フェーズの作業内容や留意事項を学ぶ.またエンドユーザプログラミングやユーザインタフェース設計の動向を含めた,新しいプログラミングパラダイムを学ぶ.
[その他]
(未登録)