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授業科目名
担当教官
計算機アーキテクチャ
有泉  均/岩沼 宏治
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
263501 2 G 1 前期 III
[概要]
 計算機のハードウェア構成や機能について、その基本的な用語や概念を知らないと、後続するソフトウェア系の科目の理解が困難になる。本講義はハードウェアを設計できるようになることが目的ではなく、関連科目で共通に使用される計算機の機能と構造に関する基礎概念を習得することを目的とする。
[具体的な達成目標]
(1) コンピュータが処理する信号の形態を理解し,入出力装置の必要性を理解する.
(2) コンピュータ開発史からコンピュータが立脚する基礎技術を理解し,またコンピュータが未だ発展途上の技術であることを了解する.
(3) コンピュータの5大機能を理解する.
(4) コンピュータの基本サイクルおよび割り込みの概念を理解する.
(5) コンピュータの計算の基礎は論理計算であり,数値計算はその上に実現されていることを理解する.また論理回路の原理や組み合わせを学ぶ.
(6) 2進数の加減乗除の原理について理解し,これを計算機の動作と結び付けて理解する.
(7) 主記憶のアドレス指定方式やキャッシュ等,データを読み書きする機構について理解する.
(8) ハードウェアとソフトウェアの概念上の対比を理解してプログラミングで扱う概念の意味を了解する.
(9) 外部記憶装置について記憶容量や転送速度を算出できるようになる.
(10) コンピュータのネットワーキング技術の基盤を理解する.
[必要知識・準備]
 特に必要としない。前期の入門ゼミで実施するPC組み立て実習により得られたハードウェアのイメージが本講義内容を理解するのに役立つ。
[評価基準]
 1回の中間試験(45点満点)と1回の期末試験(55点満点)とで成績を評価する.合計点で60点以上を合格とする.
[教科書]
  1. 大薮 多加志, コンピュータ・アーキテクチャ, 東海大学出版会, ISBN:4486015096
[参考書]
  1. 教科書に掲載されていない内容について適宜資料を配布する.
[講義項目]
・本科目は4学期制の第2学期に実施する.このため,1週で2回分を実施する.
第1回目
  ・授業のガイダンスを実施
  ・コンピュータとは,あらまし,歴史
第2回目
  ・コンピュータの構成と処理手順
第3回目
  ・情報の表現
第4回目
  ・論理回路
第5回目
  ・アドレス指定方式
第6回目
  ・主記憶装置
第7回目
  ・補助記憶装置--磁気テープ装置
第8回目
  ・補助記憶装置--磁気ディスク装置
第9回目
  ・中間試験を実施
第10回目
  ・プログラム上の概念との対応
第11回目
  ・入出力装置,チャネル,データ通信
第12回目
  ・システムの利用形態,データ処理方式
第13回目
  ・仮想コンピュータと機械語
第14回目
  ・仮想コンピュータとアセンブリ言語
  
[教育方法]
・教科書に沿って講議を行う
・なるべく現物の教材を提示して具体的なイメージを形成してもらう
・計算問題については,できるだけ多くの問題を授業中に解く"
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
・ACM CC-2001 AR Architecture Organization (AR1〜AR9)
・J97 U4 コンピュータアーキテクチャ
[その他]
(未登録)