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授業科目名
担当教官
計算機工学
鈴木 良弥
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
263303 2 F 4 前期 III
[概要]
 マイクロコンピュータを例に、コンピュータシステムの詳細とコンピュータを組み込んだ情報処理システムの設計、製作方法を学ぶ。
 この授業を通して、コンピュータと周辺装置のインタフェース技術、特に割り込み処理の方法を学ぶ。また、情報処理システムを設計、製作する場合、ハードウエアとソフトウエアの役割分担を適切に分割できる能力を養えるようにする。さらに、情報処理システムを構築する際必要になる周辺知識を会得できるようにする。
[具体的な達成目標]
Z-80のアセンブリ言語のプログラムを作成できる.
割り込み処理を理解できる.
[必要知識・準備]
下記の科目を履修していることを前提に講義を進める。
基礎電気理論(電気回路の基本的な知識)、基礎物理学II(電気磁気学の基礎的な知識)、基礎物理学III(電子回路の基礎的な知識)、情報数学基礎(2進数の基本的な知識)、物理学実験(オシロスコープ等の計測機器の基本的な使い方)、デイジタル回路(論理回路の設計方法)、計算機アーキテクチャI、II(CPUの構成)、ハードウエア基礎実験(論理回路の基本的な作成方法)
なお、ハードウエア実験I、IIと関連させて学習してほしい。
[評価基準]
以下の項目を総合的に使用して評価する。
1.学期末試験の点数。
2.授業の出席状況
[教科書]
  1. 横田英一, Z−80の使い方, オーム社, ISBN:4-274-07759-4
[参考書]
  1. 特に指定しないが、デイジタル回路の教科書等が役立つので活用するとよい。
[講義項目]
1.これまでの基礎知識の整理と授業の概要説明
2.コンピュータ応用システムの概要
3.マイクロコンピュータとその構成要素
4.メモリシステム
5.CPUとその信号
6.バスラインの信号
7.命令語の構成
8.アセンブラの規則
9.メモリ区間とIO空間
10.命令の実行
11.割り込み
12.各種命令
13.周辺機器の制御
14.インターフェイスの設計方法
15.講義のまとめ
[教育方法]
毎回簡単な小テストを行う.
授業資料をWebに掲載し,復習しやすいようにする.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
教育目標G:ハードウェアとソフトウェアを融合した情報機器を設計するために必要なプログラミング知識などを習得させる.
[その他]
(未登録)