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授業科目名
担当教官
データ解析
新藤 久和
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
263223 2 (未登録) 2 後期 III
[概要]
ソフトウェアでもハードウェアでも,研究開発を行うためには実験が不可欠である.また,コンピュータ・シミュレーションにおいても,得られたデータを解析して適切な結論を導くことが必要になる。この講義では、合理的にデータを得るための実験計画法の基本的な考え方と得られたデータの分散分析を学ぶ.さらに,直交表を用いた実験計画についても学習する。
[具体的な達成目標]
(1)フィッシャーの実験の3原則を理解する.
(2)平方和と自由度の分解を理解し,具体的なデータに適用できる.
(3)1元配置および2元配置実験の繰り返しがない場合とある場合の実験の計画と分散分析ができる.
(4)交互作用の意味がわかる。
(5)乱塊法、分割法などの実験計画の考え方を理解できる.
(6)直交表の意味とそれを用いた実験計画法を理解し使える.
[必要知識・準備]
基礎統計学および線形代数の知識があることが望ましい.また,実験して検討したい現象を観察し,そこに介在する要因を抽出できる洞察力を発揮できるよう心がけたい.
[評価基準]
評価は,学習態度(5%),講義の進行に合わせて出題するレポートの成績(25%),中間試験(30%)および期末試験(40%)を総合して行う.『可』は,繰り返しのない2元配置および乱塊法が理解できるレベル.『良』は繰り返しのある2元配置と交互作用の意味が理解できるレベル.『優』は直交表を用いた実験を計画し得られたデータが分散分析できるレベルを目安とする.
[教科書]
  1. 中里博明,川崎浩二郎,平栗昇,大滝厚, 品質管理のための実験計画法テキスト<改定新版>, 日科技連出版社, ISBN:4-8171-0378-7
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
(1)実験計画法とは
(2)平方和の分解と自由度の分解
(3)一元配置実験
(4)繰返しのない二元配置実験
(5)繰返しのある二元配置実験
(6)繰返しのある二元配置実験
(7)乱塊法実験
(8)平均平方の期待値と寄与率
(9)2水準系の直交表実験
(10)2水準系の直交表実験
(11)多水準作成法
(12)擬水準法
(13)3水準系の直交表実験
(14)3水準系の直交表実験
[教育方法]
テキストにあわせて作成した講義資料をCISからダウンロードして利用できるようにする.
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
この講義では,Fコースの学習・教育目標である「(G)ハードウェアとソフトウェアを融合した情報機器を設計・実現できる技術を習得する.」を達成するために,JABEE共通基準1の「(1)-(e)種々の科学・技術・情報を利用して社会の要求を解決するためのデザインの能力」をみがくために,実験計画法と分散分析を中心にして学ぶ.
[その他]
(未登録)