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授業科目名
担当教官
電子物性演習
鳥養 映子/矢野 浩司
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
262067 1 E 3 後期 III
[概要]
電子物性の諸問題を自ら定性的且つ定量的に解析することにより、その物理像に対する理解を深めると共に、学んだ知識をフレキシブルに応用できる能力を養うことを目的とする。ほぼ毎回の授業で演習問題を実施する。その内容は電子物性(後期、火曜日II時限開講、262066)で既に習得した内容を含むため、この講義も受講することを原則とする。また、時間をかけてじっくりと取り組むべき問題に対しては、レポートを課す。受講生から提出した講議やレポートは単に採点し返却するのではなく、それらの内容に基づき討論を行う。
この授業での到達目標は以下の通りである。
1)水素原子を量子力学的に考察できる。
2)原子の結合の種類とそれらの概要を説明できる。
3)1,2,3次元の自由電子の状態密度を導出できる。
4)固体のエネルギーバンド理論の概要を説明できる。
5)熱電子放出の現象の定性的説明とその電流密度式を導出できる。
6)誘電体の分極機構及びその光学的性質との関係を定性的且つ定量的に説明できる。
[具体的な達成目標]
1.水素原子を量子力学的に考察できる
2.原子の結合の種類とそれらの概要を説明できる
3.1,2,3次元の自由電子の状態密度を導出できる
4.固体のエネルギーバンド理論の概要を説明できる
5.熱電子放出の定性的説明とその電流密度式を導出できる
6.誘電体の分極機構及びその光学的特性との関係を定性的且つ定量的に説明できる
[必要知識・準備]
電磁気学、微積分学、微分方程式についてあらかじめ復習しておくことが望ましい。
[評価基準]
演習問題40%期末試験60%としトータルで60%以上の点数を合格とする。
[教科書]
  1. 斉藤 博、今井和明、大石正和、澤田孝幸、鈴木和彦, 入門 固体物性ー基礎からデバイスまでー, 共立出版株式会社, ISBN:4-320-03341-8
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
  1.結晶構造の種類、結晶面、方向
  2.結晶構造の解析
  3.水素原子の波動関数
  4.原子を結び付ける力
  5.自由電子と状態密度
  6.フェルミーデイラック統計
  7.固体の比熱
  8.固体中の電子のエネルギー状態(I)
  9.固体中の電子のエネルギー状態(II)
 10.金属の熱電子放出
 11.物質の誘電的性質
 12.物質の光学的性質(I)
 13.物質の光学的性質(II)
 
[教育方法]
(未登録)
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
(未登録)